【▲ 惑星サイズの天体どうしが衝突する様子を描いた想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC))】ロチェスター大学の中島美紀助教を筆頭とする研究グループは、地球の月のような、惑星に対して比較的大きなサイズの衛星が形成される条件を分析した研究成果を発表しました。 人類はこれまでに5000個以上の太陽系外惑星を発見していますが、その周りを公転する「太陽系外衛星」だと確認された天体はまだありません。研究グループは今回の成果をもとに、地球の6倍以下の質量(もしくは地球の1.6倍以下の直径)を持つ系外惑星に注目すべきだと提案しています。 ■比較的大きな岩石惑星や氷惑星では巨大衝突後に大きな衛星が形成されない可能性地球と比べて4分の1の直径を持つ月は、今から約45億年前、初期の地球に別の原始惑星が衝突したことで形成されたと考えられています。衝突した原始惑星は現在