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2022年9月4日のブックマーク (9件)

  • 中国初の「完全無人タクシー」に試乗 百度の自動運転の実力は

    中国ネット検索大手の百度(バイドゥ)は8月、完全無人運転タクシーの営業を開始した。完全に無人となるのは中国初。次なる事業の柱に掲げる、百度の自動運転技術の実力はいかに。 中国ネット検索大手の百度(バイドゥ)が営業を開始した、完全無人運転のタクシーだ。武漢市と重慶市で8月8日、それぞれ商用サービスを開始した。これまでは安全のために運転席などに監視員を配置してきたが、完全に無人となるのは中国で初めて。武漢市では13平方キロメートル、重慶市では30平方キロメートルの範囲で朝から夕方までそれぞれ5台の自動運転タクシーを運行。初乗りは16元(約320円)で、加算金は1キロメートル当たり2.8元となる。現在は試験運行中として、9割引きの価格で提供している。 自動運転システムには百度が手掛ける「Apollo(アポロ)」を活用。百度は2013年から自動運転技術の開発を進めており、これまでの試験走行距離は3

    中国初の「完全無人タクシー」に試乗 百度の自動運転の実力は
  • 初期宇宙における「宇宙再電離」の非一様性の原因解明=東大など

    東京大学や名古屋大学などの共同研究チームは、「宇宙再電離」と呼ばれる初期宇宙空間の電離状態の変化について、場所によってその進行具合が異なることの原因が、紫外線輻射場のゆらぎであることを明らかにした。 東京大学や名古屋大学などの共同研究チームは、「宇宙再電離」と呼ばれる初期宇宙空間の電離状態の変化について、場所によってその進行具合が異なることの原因が、紫外線輻射場のゆらぎであることを明らかにした。 研究チームは、すでに観測されているクェーサー(準恒星状天体)スペクトルを用いて約128億年前の時代の宇宙の透明度(紫外線が中性水素ガスによって吸収される度合い)を調べ、再電離の進行が極端に遅い領域と早い領域の計3領域を同定。これらの領域についてすばる望遠鏡で撮像観測を実施し、得られた画像から透明度を測定した時代と同じ時代に存在する「ライマンアルファ輝線銀河」と呼ばれる種族の銀河を検出し、その分布を

    初期宇宙における「宇宙再電離」の非一様性の原因解明=東大など
  • 普通金属のみでCO2からギ酸へ高効率変換可能な光触媒、東工大などが開発

    東京工業大学(東工大)と関西学院大学は9月1日、鉛-硫黄結合を有する配位高分子からなる可視光応答型の固体光触媒を開発し、貴金属や希少金属を用いない触媒として、従来にない高効率でCO2からギ酸への変換を行うことに成功したことを発表した。 同成果は、東工大 理学院化学系の鎌倉吉伸特任助教、同・前田和彦教授、関西学院大 理学部化学科の田中大輔教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、不均一系・分子・生体などの触媒作用に関連する学問全般を扱う学際的な学術誌「ACS Catalysis」に掲載された。 植物の光合成に倣った、光エネルギーを化学エネルギーに変換する「人工光合成」は、CO2の削減に加え、CO2を資源化できるできることから、注目を集めている。 その人工光合成で重要な役割を果たすのが、CO2を有用な化学物質に変換する固体光触媒で、一般的に固体触媒は狙った反応だけを選択的に進めるのが難しい一方

    普通金属のみでCO2からギ酸へ高効率変換可能な光触媒、東工大などが開発
  • 彗星の衝突が地球の大陸を作る原動力になった可能性が判明

    地球の表面は地殻という岩石の層でできています。この地殻は、薄い玄武岩でできた海洋地殻と、厚い花崗岩でできた大陸地殻とに分かれます。このように地殻が化学組成の異なる岩石に分かれているのは、他の岩石惑星には見られない特徴です。 大陸地殻の形成は、惑星科学だけでなく生命科学の分野でも興味深い対象です。風雨や河川による大陸の風化によって、海洋に流れ込む栄養分が増加し、生命の進化を手助けしたとも考えられているからです。しかし、大陸地殻がどのようにできたのかは長年の謎です。大陸地殻は、太古代(40億年~25億年前)に化学組成の異なる物質が分離する分化作用によって形成されたと考えられていますが、詳細は明らかになっていません。 今回、カーティン大学のChristopher L Kirkland氏などの研究チームは、最初期に形成されたと考えられている大陸地殻の断片を分析し、上記とは異なる可能性を導き出しまし

    彗星の衝突が地球の大陸を作る原動力になった可能性が判明
  • 小惑星の軌道変更を試みるNASAのミッション「DART」探査機の衝突予定日が近付く

    【▲ 小惑星ディディモス(右上)の衛星ディモルフォス(左)へ接近した探査機「DART」。右下に描かれているのは衝突前に分離される小型探査機「LICIACube」(Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben)】日時間2021年11月24日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は探査機「DART」の打ち上げに成功しました。DARTとは「Double Asteroid Redirection Test」(二重小惑星方向転換試験)の略。このミッションでは史上初となる惑星防衛(※)の技術実証として、実際に探査機を小惑星に衝突させて軌道を変更することが試みられます。 ※…深刻な被害をもたらす天体衝突を事前に予測し、将来的には小惑星などの軌道を変えて災害を未然に防ぐための取り組みのこと 2013年2月にロシア上空で爆発して1000名以上を負傷させた小惑星のように

    小惑星の軌道変更を試みるNASAのミッション「DART」探査機の衝突予定日が近付く
  • 中国、リモートセンシング衛星「北京三号B」打ち上げ成功 長征2Dは前回から4日で発射

    中国は、現地時間8月24日、「長征2D」ロケットの打ち上げに成功しました。長征2Dは8月20日にも西昌衛星発射センターから同型機が打ち上げられており、わずか4日後の発射となりました。 【▲ 太原衛星発射センターから打ち上げられた長征2Dロケット(Credit: CASC)】長征2Dロケットは現地時間2022年8月24日11時1分、中国の太原衛星発射センターから打ち上げられました。搭載されていたのはリモートセンシング衛星「北京三号B」で、打ち上げを統括する中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、衛星は無事に予定された太陽同期軌道へ投入されたということです。 二十一世紀空間技術応用有限公司が投資し、中国空間技術研究所と中国東方紅衛星有限公司(DFH Satellite)が開発した北京三号Bは、新型の光学リモートセンシング衛星です。主に土地資源管理や農業資源調査、生態環境モニタリング、都市

    中国、リモートセンシング衛星「北京三号B」打ち上げ成功 長征2Dは前回から4日で発射
  • 355光年先の太陽系外惑星を直接撮像 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡

    アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は9月1日、「ジェイムズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡によって直接撮像された太陽系外惑星の画像を公開しました。系外惑星の直接撮像はこれまでにも行われたことがありますが、ウェッブ宇宙望遠鏡による直接撮像は今回が初めてであり、系外惑星のさらなる観測に期待が寄せられています。 ■355光年先の若き巨大ガス惑星を直接撮像【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が4種類のフィルターを通して直接撮像した系外惑星「HIP 65426 b」の像(下段)と、地上の望遠鏡が撮影した恒星「HIP 65426」とその周辺(背景)(Credit: NASA/ESA/CSA, A Carter (UCSC), the ERS 1386 team, and A. Pagan (STScI).)】観測の対象となったのは「ケンタウルス座」の方向約355光年先にある恒星「HIP 65

    355光年先の太陽系外惑星を直接撮像 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
  • サターンVの発射音はコンクリートを溶かし草を燃やしたか? 都市伝説を真面目に検証!

    アメリカ航空宇宙局(NASA)が開発した「サターンV」は、人類を月に送り込むアポロ計画で1960年代から1970年代にかけて使用された、高さ110m、総重量2800トンという巨大なロケットです。発射時の推力は3480万ニュートンであり、これを超える予定があるのはNASAの「SLS(スペース・ローンチ・システム)」と、スペースXの「スーパーヘビー」だけです。 【▲図1: アポロ17号を搭載したサターンVの発射映像。当時は湿度の高い夜間だったので、白っぽい波として音が可視化されています。 (Image Credit: NASA, Discovery Channel) 】さて、サターンVに関しては、以下のような都市伝説がインターネット上でまことしやかに囁かれてきました。サターンVの発射音はあまりにも強烈であるため、音のエネルギーでコンクリートを溶かし、1マイル (1.6km) 先にある草を燃やし

    サターンVの発射音はコンクリートを溶かし草を燃やしたか? 都市伝説を真面目に検証!
  • NASA「アルテミス1」9月4日に予定されていたSLSの打ち上げを再び延期

    【▲ NASAの新型ロケット「SLS」初号機。現地時間2022年9月3日朝撮影(Credit: NASA/Joel Kowsky)】アメリカ航空宇宙局(NASA)は日時間9月4日、米国フロリダ州のケネディ宇宙センターで同日に予定されていた「アルテミス1」ミッションの打ち上げを中止・延期しました。 NASAによると、無人の新型宇宙船「Orion(オリオン、オライオン)」を搭載した新型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」初号機は、日時間2022年9月4日3時17分(米国東部夏時間9月3日14時17分)から2時間のウィンドウ内に打ち上げられる予定でした。しかし、発射台基部とコアステージ(第1段)のエンジンセクションをつなぐ配管の接続部分で発生した液体水素の漏洩を止めることができず、日時間9月4日0時17分頃に打ち上げを中止・延期する判断が下されました。 アルテミス1はSLSお

    NASA「アルテミス1」9月4日に予定されていたSLSの打ち上げを再び延期