JAXA筑波宇宙センターは、今年度の特別公開の開催中止を決定いたしました。 新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、ご来場される皆様、運営スタッフ関係者等の健康と安全を第一に検討を重ねました結果、同ウィルス感染拡大防止および安全にご参加・ご見学いただける環境の確保が困難であることから、中止の判断に至りました。 特別公開を楽しみに待っておられました皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。 なお、一般見学(展示館「スペースドーム」、ロケット広場、企画展示、ミュージアムショップ)につきましては、事前予約制にて見学可能です。 ご来場にあたり、感染防止対策等お願いがございますので、ご確認の上ご予約ください。
JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム プロジェクトマネージャ 津田 雄一(つだ ゆういち) (JAXA宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 准教授) プロジェクトエンジニア 佐伯 孝尚(さいき たかなお) (JAXA宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 助教) プロジェクトサイエンティスト 渡邊 誠一郎(わたなべ せいいちろう) (名古屋大学大学院 環境学研究科 教授/JAXA宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 客員教授) ミッションマネージャ 吉川 真(よしかわ まこと) (JAXA宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授) 光学航法カメラ担当 杉田 精司(すぎた せいじ) (東京大学大学院 理学系研究科 教授) スポークスパーソン 久保田 孝(くぼた たかし) (JAXA宇宙科学研究所 研究総主幹/宇宙機応用工学研究系 教授)
2017年8月29日、はやぶさ2が打ち上げから1000日を超えました。前回、ジオスペース探査衛星「あらせ」の松岡彩子先生にプラズマの物理についてお話をうかがいましたが、今回はプラズマつながりということで、はやぶさ2などに使われているイオンエンジンのお話を、イオンエンジンのお兄さん(IES兄)こと細田聡史先生に伺いました。 ひとことで答えるのはなかなか難しいですが、そもそもの話をすると、イオンエンジンというのは「電気推進」の一つです。普通のロケットは、たとえば水素と酸素を燃焼させて推進しますが、これは化学反応を熱源にして推進するので「化学推進」と呼ばれます。固体燃料ロケットも化学推進です。化学推進は物理的な限界があって、どんなに頑張って作っても理論的に吹き出すガスの速度が秒速3km以上にはなりません。これに対して電気の力で物質を加速して推進するのが「電気推進」です。イオンエンジンは、電気推進
(01) VRで体感! 降水観測衛星が見た世界 (1) GPM/DPR降水データVR(※整理券制) GPM/DPRが観測した降水データを、VR(仮想空間)で見てみよう。 【整理券配布時間】 1回目/ 10:00〜、2回目/ 13:00〜 ※対象年齢は13歳以上となります ※整理券はお一人様1枚までとなります ※整理券はなくなり次第配布終了になります (2) 世界一の雨降り体験VR JAXAがVRコンテンツ開発のグリーとコラボ。全球降水観測計画「GPM」で観測された降水データを架空の街で体験!君は世界一の降雨に耐えられるか?! ※対象年齢は13歳以上となりますが、一部12歳以下のお子様向けのコンテンツもご用意しております (02) ロケット打ち上げ大作戦 ロケットにまつわる謎を解き明かし、隠された手がかりを見つけながら、最終的に「ミッション」クリアを目指す謎解きゲームイベントです。 ※キット
2号機のガスジェット装置は試験機の飛行結果を踏まえて信頼性向上などの改善を図っていますが、基本的には試験機で開発したものを適用しています。ただ、2号機では強化型になり、2段モータやロケットの構造が試験機から変わったことで、ガスジェット装置に対する振動環境が一部厳しくなったため、これに耐えられるか追加の評価試験を行いました。 また、ガスジェット装置以外にもPBS(Post Boost Stage)の開発も担当しています。PBSとはロケットの最上段に搭載され、衛星の軌道投入精度を高めるための装置です。強化型では試験機に搭載されたPBSの能力をさらに向上させるための開発を行っています。ただ、2号機はPBSを搭載していませんので、日の目を見るのは3号機になります。ちなみに、PBSを搭載する形態を「オプション形態」、搭載しない形態を「基本形態」と呼びます。ですので、2号機は基本形態になります。 イプ
小野 哲也(おの てつや) イプシロンロケットプロジェクトチーム(打上管制隊ではロケット・ランチャ係チーフ、発射指揮者補佐) イプシロンロケットプロジェクトチームでプロジェクト・システムと運用・設備を主に担当しています。2号機の打上管制隊では、機体の組立や発射装置を運用するロケット・ランチャ係のとりまとめと、打ち上げ当日は発射管制室で発射指揮者のアシスタントを担当します。 今回は、私が担当した『2号機の強化ポイント』のひとつである1段モータ整備台車をご紹介します。 1段モータ(1段目の機体)は、種子島宇宙センターから内之浦宇宙空間観測所に搬入した後、まず組立室にて横置き状態で組立(起爆管や導爆線、SMSJ(固体モータサイドジェット)といった火薬類の組付けや電線の敷設等)と点検(ノズルの駆動チェック等)を実施します。その後、組立室から整備塔に向け移動、起立させ、整備塔クレーンで塔内に吊込み、
中谷 幸司(なかや こうじ) イプシロンロケットプロジェクトチーム、計画管理/ロケットシステム/ペイロードインタフェース担当(打上管制隊ではロケット班長代理) 私は、2014年4月にイプシロンロケットプロジェクトチームに異動してきました。しかし周りはよく見知った人たちばかりでした。なぜなら異動前の私は2013年9月14日にイプシロンロケット試験機で打ち上げられた「ひさき」(SPRINT-A)の開発・打上・運用を担当しており、内之浦での射場作業中に衛星班長としてイプシロンの皆さんと毎日のように現場で顔を合わせ打ち上げに向けた作業について議論していたからです。 SPRINT-Aの初期運用が終了し、衛星を研究者に引き渡すことができた後、「さて、次の仕事はなんだろう?」と思っていた矢先に、イプシロンロケットプロジェクトへの異動の辞令が出ました。これまでずっと衛星や探査機分野の開発を行っていたので、
長野県佐久市のJAXA臼田宇宙空間観測所には日本一大きい、直径64mのパラボラアンテナがあります。この大型アンテナは1984年に整備され、1985年に日本が初めて惑星間空間に打ち上げたハレー彗星探査機「さきがけ」や「すいせい」との交信を行いました。その後も、このアンテナは小惑星探査機「はやぶさ」などの深宇宙探査機との通信を担い、現在も金星探査機「あかつき」や小惑星探査機「はやぶさ2」の運用に使われています。しかし、建設後30年以上が経過したことで老朽化が課題となり、2019年度の完成をめどに新たなアンテナを整備することになりました。 深宇宙探査用地上局プロジェクトについて教えてください。 新アンテナの完成予想図(提供:三菱電機) 臼田宇宙空間観測所にある直径64mの大型パラボラアンテナの老朽化が進んでいること、また、次の深宇宙探査の時代に向けてより多くのデータを受信できるように、新しいパラ
小惑星探査機「はやぶさ2」が目指す小惑星1999 JU3の名称案を平成27(2015)年7月22日(水)13:30から平成27(2015)年8月31日(月)10:00まで募集いたします。 つきましては、名称案募集の内容などについての説明会を下記のとおり開催いたします。 日時:7月21日(火) 13:30~14:30 登壇者: JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム ミッションマネージャ 吉川 真(よしかわ まこと) (宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授)
巨大彗星になると期待されていたアイソン彗星。残念ながら、2013年11月末に太陽に最接近した時に崩壊してしまいましたが、太陽に近づくにつれ、明るく尾をひくアイソン彗星の姿はとても印象的でした。その姿は、国際宇宙ステーションに長期滞在中の若田宇宙飛行士によって超高感度4Kカメラでも撮影されました。今年の冬は、アイソン彗星のほか3つの彗星がやってきました。彗星の魅力を国立天文台の渡部潤一副台長に伺います。 今年はコメットイヤーと言われていました。どのような彗星がやってきたのでしょうか? ラブジョイ彗星(2013年12月2日撮影)(提供:牛山俊男) 3月にパンスターズ彗星。11月にはアイソン彗星のほか、ラブジョイ彗星(C/2013R1)、エンケ彗星、リニア彗星が現れました。これらの彗星が明るくなってたまたま同じ時期に太陽に近づき明るくなったものです。これ以外にも無名の彗星は数多くあります。 12
JAXAとNASAが共同開発の人工衛星 GPM主衛星が11月24日(日)12時28分頃にNASAゴダード飛行センターから北九州空港に到着し、貨物船により打ち上げ場所となる種子島宇宙センターに向かいました。北九州空港の到着は22日を予定していましたが、給油地のアラスカの悪天候の影響で2日遅れでの到着になりました。 GPM計画はGPM主衛星と8機程度の衛星群(コンステレーション)を組み合わせて、地球全体の雨の様子を高精度・高頻度で観測する国際協力ミッションです。 今回、日本に到着したGPM主衛星が打ち上げられることでGPM計画が本格始動し、全地球規模での水資源管理や台風・洪水等の水災害の被害低減、天気予報の精度向上等、私たちの日常生活のあらゆる場面で役立てられます。 また、GPM主衛星に搭載される二周波降水レーダ「DPR」は、雨を三次元で精度よく観測することができる日本が開発した最先端の観測装
11月20日から21日かけて、国際宇宙ステーション(ISS)の15歳を記念して世界中でつぶやかれた#ISS15。 ツイッター、SNS上で参加していただいた皆さま、コメントを下さった皆さま、ありがとうございます! ご覧いただけなかった方にも、JAXAからのツイートをまとめましたので、当日の雰囲気をお楽しみください。
JAXAでは、ISS第38/39次長期滞在クルー若田飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(37S/TMA-11M)の打ち上げライブ中継のパブリックビューイングを以下のとおり行う予定です。 打上予定時刻:2013年11月7日(木)13:14頃(日本時間) 放映日時:2013年11月7日(木)12:00頃~13:30頃 ※ISSの運用状況によりスケジュールが変更になる場合があります。 ※来場者状況にり入場制限をする場合がございます。 ポスター
「まんがサイエンス」、「なつのロケット」など、科学系の漫画を多数執筆し、最近では民間でのロケット打ち上げに協力しているあさりよしとおさん。作品を通して伝えたいことや、民間の宇宙開発についてお話をうかがいました。 科学漫画を書こうと思ったきっかけは? アポロ11号の月着陸船(提供:NASA) 基本的には、科学が好きだからです。就学前から図鑑とか百科事典が愛読書で、その頃テレビでは『サンダーバード』や『宇宙大作戦(スタートレック)』などのSFドラマを放送していたりしました。小学校に上がると、ちょうどアポロ11号の月着陸という、歴史的イベントがあり、世の中が宇宙一色に染まっていたというのも原因です。 何より本物の宇宙船、アポロにはショックを受けました。それまでのSF映画には、流線型のロケットしか出ていなかったのに、月着陸船はなんかデコボコで、空気の無いところで使うから、抵抗を考えなくていいんだ!
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く