宇宙飛行機開発のスタートアップ、PDエアロスペース(名古屋市)は27日、強い爆発によって生じた衝撃波を利用するロケットエンジンの実証実験を報道公開した。同社は航空機のようなジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えられる単一のエンジン開発を進めている。同社が使ったのは燃料が燃え広がる速さが音速を超える「爆轟(ばくごう)」と呼ばれる激しい爆発で、連続して起こすことで推進力を得る。今回は2つのエ
本記事では、世界で初めて燃焼試験に成功した、ジェットとロケットの燃焼を切り替えることのできる新開発エンジンについてです。このエンジンを開発した日本企業「PDエアロスペース」についても解説していきます。 日本が世界で初めて宇宙実証に成功「デトネーションエンジン」 ■宇宙開発における最大の課題「燃料と推進力」 H3ロケット打ち上げの様子©JAXA 人類を月よりも遠い火星や、さらに遠い宇宙空間にまで到達させるための技術の研究が進められていますが、その最も大きな課題の一つとされているのが燃料の問題です。皆さんも良く知るロケットは、推進剤を燃焼させることで発生するガスを後方に噴射させる反作用として前方への推進力を得ています。遠い宇宙まで十分に速く飛行するには極めて大量の燃料が必要となるため、いかに少ない燃料で大きな推進力を得ることができるか、が大きな課題となっています。 そして、従来のロケットエンジ
PDエアロスペース社ホームページよりPDエアロスペースは9月11日、沖縄県の「下地島空港及び周辺用地の利活用事業」にて、宇宙港事業を展開することを発表しました。今後、下地島空港から有人・宇宙旅行の実施に向けて期待開発と宇宙港の整備に取り組んでいきます。 3000mの滑走路がある下地島空港は、高度な航空管制機能が備わっていることに加え、南北に訓練空域を保有、東アジアを中心としたグローバルな客層への地理的優位性を有するなど、宇宙港の適地として高いポテンシャルを有しています。PDエアロスペースの宇宙飛行機(スペースプレーン)が離着陸可能な仕組みを取り入れ、早くても2025年に宇宙旅行を実現する計画となっています。宇宙旅行は約1時間半のフライトの中で「5分間」の宇宙空間体験を予定しており、価格はまだ確定でないものの、1人あたり1700万円を目指しているとのこと。 また、PDエアロスペースは、202
愛知県碧南市にて宇宙機の開発を進めているベンチャー企業のPDエアロスペースは、クラウドファンディング型のふるさと納税を活用したプロジェクトを「ふるさとチョイス」で開始し、宇宙飛行機開発の支援の募集を開始しました。 PDエアロスペースは、2020年中に無人宇宙飛行機(スペースプレーン)の高度100kmの宇宙空間に到達させ地上に帰還させる計画を加速すべく、開発強化を行っています。この目標が達成すれば国内初の快挙となり、2024年の商業宇宙旅行の実現に向けた第一歩となります。 また、この取り組みは2018年から実施されており、前回の募集では「寄附者 125名」で「寄附金額 4,961,894円」を達成。主に「エンジン燃焼実験設備の改修」「無人実験機PDAS-X06の設計」「無人機遠隔操縦システム(通信用アンテナ)および地上局車の改修」といった用途に資金は活用されました。 寄附によるリターン(お礼
愛知県碧南市にて宇宙機の開発を進めているベンチャー企業のPDエアロスペースは、これまでの開発の一つの集大成となる『2020年 無人実験機PDAS-X07での高度100km到達&帰還』の開発を加速するため、“エンジン開発エンジニア”及び”UAS/スペースプレーン開発エンジニア“の採用説明会を12月14日 (土)に名古屋にて開催します。 ともに宇宙を目指すエンジニアは、「エンジン開発エンジニア」「UAS/スペースプレーン開発エンジニア」の2種で、若干名となりますが企画・総務などを担当する事務系スタッフの採用も実施しています。 当日はPDエアロスペース代表の猪川氏より、宇宙機の開発に取り組む事業や求めている人材について説明が行われます。宇宙ベンチャーでエンジニアとして活躍したい方々を歓迎しているとのことです。 なお、説明会へのご参加は申込みが必要となります。PDエアロスペースの公式サイトより詳細
目指すのは“1人39万8千円”の宇宙旅行! 地上から最もたどり着くのが困難な場所、宇宙。 重力に逆らって物体を宇宙空間に運ぶロケットは、長らく、全重量の90%が推進剤(燃料及び酸化剤)で構成され、その運搬コストは“1kgあたり100万円”とも言われてきた(いずれも平成25年3月内閣府宇宙戦略室作成『我が国宇宙輸送システムを検討する視点』より)。 アメリカやロシアは国を挙げての事業により、スペースシャトルなどで、これまで何度も人を宇宙に送り込んできた。しかし民間でそれを実現するのは、まだまだ先という認識があるはずだ。 だが現在、その常識が大きく変わってきている。民間企業が風穴を開けつつあるのだ。 きっかけは、2004年にアメリカで行われた、「Ansari X Prize」というコンテストだった。これは民間のチーム限定で有人弾道宇宙飛行を競い、成功したチームに賞金1000万ドルが与えられるとい
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