シンボル形式の哲学〈1〉言語 (岩波文庫)posted with amazlet at 11.03.14E. カッシーラー 岩波書店 売り上げランキング: 157250 Amazon.co.jp で詳細を見る シンボル形式とは何か 精神の主要な働きはそれに与えられる入力の客観化である。客観化作用の結果、シンボルが創造される。この概念はハインリヒ・ヘルツが用いたもので、シンボルは認識が創りだした自由な「虚像」であり、この直接の対応物が感性的所与にあるわけではなく、対応関係が無いがゆえにこの概念の集合は自己完結的なものである。 また、精神によってシンボルを用いて客観化されるものははじめは精神に即自的であるから、客観化は精神そのものの自己開示である。シンボルの形式には多様なものがある。芸術、言語、神話、科学、数学など。これらは存在の反映、写像なのではない。「むしろ独自の光源なのであり、見ることを
![シンボル形式の哲学:エルンスト・カッシーラー - ノートから(読書ブログ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/259f0c69e61de784fe7f78ec769ab45643addbad/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41Smgx%2BgJML.jpg)