2012-01-07 Scala という言語は、僕の使ったことのある中では最もエレガントで、表現力に富み、一貫性があり、かつ実利的な言語の一つだと思う。パターンマッチングや統一形式アクセスの原則などはじめ、その筋の良さは枚挙にいとまがない。そして、Scala エコシステムと Scala コミュニティーはその言語をより強力なものにしている。 Scala 2.9.1 において、ローカルで宣言された implicit はインポートされたものよりも優先される。問題は、言語仕様にはそのような振る舞いは書かれていないことだ。僕の当初の仮説は、自分が言語仕様を正しく理解していないか、もしくは言語仕様に抜け穴があるかのどちらかだろうというものだった。とにかく、その仮説に基づいて暗黙のパラメータ解決の優先順位について色々調べた結果を先週書いた。「怪しい伝説」でもよく言われるように、全く予期していなかった結果
会場は、さまざまな企画のブースが並ぶ一角。しかもすぐ隣の「超軽音部」のバンド演奏が流れてくるという、実に混沌とした空間だ。会場の壁にはニコニコ動画のような「字幕」が投影されている。すぐ隣ではバンド演奏があり、定時には「時報」のアナウンスが流れ講演をかき消すという、難条件のもとでの勉強会である。 しかし、四方から這い寄る混沌をものともせず、開発者コミュニティはそれぞれの精鋭を差し向けて、圧倒的な才能の無駄遣いぶりを披露。さながら“異種格闘技”のような世界と化していた。 五十嵐氏の基調講演「デザインのためのインタフェース」 基調講演は、 五十嵐健夫氏(東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 教授/JST ERATO 五十嵐プロジェクト研究総括)による「デザインのためのインタフェース」。五十嵐氏は、研究成果を次々と鮮やかなデモンストレーションで見せていった。 五十嵐氏は、まず、普通
CSSを拡張するためのメタ言語として、代表的なものに「SCSS(Sass)」と「LESS」があります。今回、導入を検討するにあたり、両者を比較しました。 結果的には、「SCSS(Sass)」を導入することにしましたが、特に「SCSS(Sass)」を選択する決め手となった点に重点を置きつつ、両者の違いをまとめまてみました。 はじめに Webサイト、Webアプリケーションが大規模になるにつれて、CSSの設計・管理にもリソースを割かれるようになります。CSSのモジュール化、コンポーネント化による再利用性を考えたとき、現状のCSSを取り巻く状況は十分とは言えません。 一つの選択肢としてあがるのが「Blueprint」や「960 Glid System」等のCSSフレームワークの利用ですが、その再利用性と構造・表現の分離度はトレードオフです。 そこで、CSSの利点を活かしつつ、再利用性を高めるために
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