宇宙の中で、生命が誕生し、生息できる環境にある領域のことを「ハビタブルゾーン」といいます。太陽系では、地球軌道のやや内側から、火星軌道にかかるくらいの領域がハビタブルゾーンに相当します。地球は「ハビタブルゾーン」の中にあります。 宇宙には、太陽系のように恒星の周りを回る惑星「系外惑星」は、これまで4000以上の候補が見つかっています。そこにハビタブルゾーンが存在するか否かの調査が進められています。 必須条件は「液体の水」生命にとって必要不可欠なものは「液体の水」です。それゆえ、ハビタブルゾーンは、液体の水が存在できるか否かによって決まります。液体の水が存在するためには、惑星が公転する楕円形の軌道のほぼ中心に位置する恒星(太陽)からほどよい距離にあること、惑星の大きさがほどよいことなどが条件になります。 ※ハビタブルゾーンを示すときには、主に惑星が公転する軌道のほぼ中心にある恒星からの距離に