衆院の鬼塚誠事務総長は5日の衆院予算委員会で、自民党が衆院所管の国有地を党本部の議員専用駐車場として無償使用している問題について、「自民党に対し、使用許可が行われた事実は確認できなかった」と述べた上で、今後は無償貸与を見直す可能性を示唆した。 この問題について、自民党の石原幹事長は11月1日の記者会見で「衆院側が使用を認めている。問題ない」としていた。 国有地は約1320平方メートルで、本来年3500万円程度の賃料が必要とされる。質問した民主党の村越祐民氏は「自民党は過去に遡って賃料を払うべきだ。無償使用した47年分の賃料は16億円程度になる」と指摘した。