2月7日付の産経新聞の「産経抄」の最後の一節です。 命の危険にさらされた日本人を救えないような憲法なんて、もういらない。出典:2月7日付の産経新聞の「産経抄」産経新聞は日本に憲法9条があるから今回の人質事件で日本人の命を救えなかったと言いたいようです。そうすると憲法9条がない国においては、「命の危険にさらされた」国民を救えると言いたいわけですね。 上のグラフは、「社会実情データ図録」のサイトに掲載されているテロによる死傷者数の推移です。憲法9条がないどころか、世界最強の軍隊を持つアメリカにおいてさえも「命の危険にさらされたアメリカ人を救えない」というのが客観的事実です。むしろ、「命の危険にさらされたアメリカ人を救えないような戦争ができる憲法(産経新聞の言葉をかりれば仇(かたき)をとれる憲法)なんて、もういらない。」「世界最強の軍隊なんていらない」と言った方が正しいのではないでしょうか。 ま