立憲民主党の枝野幸男前代表立憲民主党の前身の旧立民の発足から3日で6年を迎える中、枝野幸男前代表が活動を活発化させている。8月に党が目指すべき社会像「枝野ビジョン2023」を公表したほか、メディアへの露出も増えた。来年秋の党代表選出馬への布石との見方も広がるが、党内には「世代交代を妨げる」と警戒する声もある。復権の道のりは平坦ではなさそうだ。 「今、日本が置かれている局面は猶予がない。次の選挙で政権を取らないといけない。政権を取るといわなければ野党第一党の責任は果たせない」。枝野氏は9月30日、地元・さいたま市内の会合でこう訴えた。 また、野党第一党の座を狙う日本維新の会を牽制。「大臣、副大臣、政務官もやったことがない素人ばかりの『第2自民党』がいきなり政権を取ったら民主党政権どころではない。大惨事が起きる」と強調した。会場では「枝野、もう1回(代表を)やれ!」と声援も飛んだ。