UQコミュニケーションズは、21日におこなった事業説明会で基地局を展示した。 置かれたのは、ビルの屋上などに設置する「マクロ基地局」(サムスン電子製)と、地下鉄駅の構内に設置する「超小型基地局」(日立製)、それと屋内の設置を前提にした基地局「SuperPico BS」(サムスン電子製)の3つ。 いずれもイーサネットを引き込んで電波を送り出すもので、マクロ基地局と超小型基地局は、実際に設置される際には、アンテナユニットが取り付けられる。2011年4月の電波法改正により、電波の出力とアンテナの利得向上の両面が図られ、超弱電界エリアの送受信安定化や弱電解エリアでのスループット向上が見込めるようになったという。 また、地下鉄へのWiMAX基地局設置は都営三田線の大手町駅を皮切りに順次展開され、三田線・浅草線・新宿線・大江戸線の都営線全区間をエリア化する予定だ。
スマートフォンブームにより、モバイルブロードバンドの流れが加速している。スイス・ジュネーブで10月に開催された「ITU Telecom World 09」(主催: 国際電気通信連合)では、モバイルブロードバンドをテーマとしたセッションが開かれた。WiMAXオペレータの米Clearwire、標準化団体3GPPの代表者、それにKDDIの執行役員 コア技術統括本部長 安田豊氏らがパネルに同席し、それぞれの立場について語った。 セッションは、ITU無線通信局ディレクターのValery Timofeev氏がモデレータを務め、ETSIの3GPPモバイルコンピテンスセンタートップAdrian Scrase氏、Clearwire Internationa社長兼チーフアーキテクトのBarry West氏、KDDIの安田氏らがパネルとして参加した。 ETSIの3GPPモバイルコンピテンスセンタートップのAdr
WiMAXフォーラム日本オフィスは21日、モバイルWiMAXに携わる関係者や報道関係者向けのセミナーを開催した。セミナーでは、インテル研究開発本部の主幹研究員でWiMAXフォーラム日本オフィス副代表を務める庄納崇氏と、UQコミュニケーションズ マーケティング戦略部長の坂口肇氏らが出席し、講演を行った。 庄納氏はセミナー冒頭で、WiMAX商用サービスに関する最新の動向を紹介した。固定WiMAXを中心に世界で260の商用サービスが展開されており、グローバルローミングについても、ほぼ仕様が固まりつつある状況になっているという。また、モバイルWiMAXではWave1と呼ばれる仕様においては既に8つの製品が認定されているが、本年度中に100の製品、2012年度には430製品が認定を受ける見込みだという。また、日本の2.5GHz帯についての説明もあり、スマートアンテナ技術などを追加したWave2と呼ば
ウィルコム 取締役 常務執行役員 ネットワーク技術本部長 平澤弘樹氏 ワイヤレス・テクノロジー・パーク2008の「モバイルブロードバンドフォーラム」では、ウィルコム 取締役 常務執行役員 ネットワーク技術本部長の平澤弘樹氏が「次世代PHSが実現するBWA」との表題で講演を行った。 平澤氏は冒頭で、PHSの仕組みと、W-SIMによるハードウェアのオープン化への取り組みについて説明。コードレス電話を発展させる形で開発されたPHSの利点や、NTTの通信網を活用して通信網を構築してきた経緯を説明した。現在では、NTT交換局から基地局までの回線を、ISDNから光に置き換える作業を進めているという。 現行PHSの基地局 PHSシステムの仕組み 1995年と現在都内に設置された基地局の分布図を披露。現在都市部では、半径10メートルに1つの密度で設置されているとのことで、平澤氏は「ここまでアンテナが必要に
米SkyCross, Inc.は, 1本のアンテナでダイバーシチ受信やMIMO通信を可能にする技術「iMAT(Isolated Mode Antenna Technology」を「MWC 2008」で出展,評価ボードを公開している(Tech-On!関連記事)。同社は「iMAT」に対応したアンテナを2008年第1四半期に製品化する予定である。 展示している評価ボードは,(1)2.3G~2.4GHz帯を使うWiMAX(Wibro)向け,(2) 2.3G~5.9GHz帯を使うWiMAX,あるいはIEEE802.11a/b/g向け,(3)824M~2170MHz帯を使うHSPA/GPS向けの3種類である。いずれも2×2のMIMOに対応できるという。技術的には3×3のMIMOにも対応可能なので,(2)のボードを使えばIEEE802.11nでも利用できると説明する。 さらに(3)の評価ボードに搭載した
「1本のアンテナでMIMO可能」と米Skycrossが発表,次世代の携帯電話,WiMAX,無線LANなどに応用が可能 米Skycrossは米国時間の2008年1月28日,1本のアンテナでダイバーシティ受信や「MIMO」(multiple-input multiple-output)通信を可能とする技術を開発したと発表した(発表資料)。1本のアンテナに複数のフィードポイントを用意することで,複数本のアンテナを用意したときと同等の信号を,十分な効率とアイソレーション(分離)性能を維持した形で得ることができるという。同社はこの技術を「iMAT」と名づけた。既に,詳細を説明したホワイトペーパーも用意している(こちら)。 MIMO通信は,送受信用に複数本のアンテナを用意することで,空間中の異なる経路(パス)を通る形での電波の送受信を可能にしようというものである。空間中の異なるパスを電波が通るため,同
There is so much new stuff on show at CES: new ideas, new devices, new services. And of course everything here is going to take off and be a huge success - according to the people trying to sell us on their ideas, that is. We have picked out a few technologies which we think really are going to start making it big in 2008. And you know how technologists love their confusing abbreviations? These ne
クラリオンは,「International CES 2008」で無線LANを使った次世代の車載マルチメディア端末の試作品「MiND(開発コード名)」を披露した。
インテルは6月1日、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e)の最新動向に関する説明会を東京都内で開催した。WiMAXフォーラムのロン・レズニック代表らが来日し、WiMAX端末の展望や標準化に向けたフォーラムの取り組みを説明した。 説明会の冒頭、インテルの吉田和正代表取締役共同社長は「モバイルWiMAXはモバイルブローバンド環境を実現する本命であり、ユーザーに新たな体験をもたらす。ビジネスシーンでも社員の生産性向上を可能にする。次世代のブロードバンドインフラとして全国に広がっていくだろう」と挨拶した。 無線BBはWiMAXで 最初に登壇したIntelモバイル・ワイヤレス事業部CTOのシアバッシュ・アラムーチ氏は、モバイルインターネットに求められる条件やモバイルWiMAXの技術優位性について紹介を行った。 アラムーチ氏は、まず携帯電話を例にモバイル通信サービスの歴史について触れ、1980
米Intel Corp.は,2007年6月1日に記者説明会を開催し,同社のモバイルWiMAXへの取り組みについて説明した。その中で,モバイルWiMAXの今後の進化に関するロードマップについて明らかにした。 時速350kmの移動体にも対応へ Intel社FellowでMobility Wireless GroupのCTOであるSiavash M. Alamouti氏が明らかにした。Alamouti氏によれば,IEEEおよびWiMAX Forumが連携しながらモバイルWiMAXを進化させていくという。 まずIEEEでは,WiMAXの標準化を進めているIEEE802.16委員会で次世代に関する議論が進んでいる。現在標準化が終了しているモバイルWiMAXの規格「IEEE802.16e」の拡張版として,「802.16rev」の議論が2007年1月に始まったという。2007年第4四半期には議論が完了す
インテル株式会社は6月1日、モバイルブロードバンドとして期待されているWiMAXに関する説明会を開催した。 最初に登壇した米Intel インテル・フェロー兼モバイル・ワイヤレス事業部CTOのシアバッシュ・アラムーチ氏は、「消費者はモバイルインターネットがどこでも使えることを望んでいる」とし、接続性をユビキタスな形で提供したいとする。その上で、インテルがモバイルインターネットに取り組んでいる理由について、「インターネットへのゲートウェイはPC。ほとんどのインターネットアプリケーションはPC向けであるから、PCのようなアプリケーション処理能力を持つものが必要になってくるだろう」と述べた。 その上で、こうした要件を満たすために、「小型で低価格の、まったく新しいタイプのモバイル向けインターネット機器が登場してくるだろう」としたほか、「コンシューマにとって、現在の料金と大幅に変わっては困る。定額で使
6月1日 実施 インテル株式会社は1日、WiMAXに関する進捗や今後の展開についての説明会を開催。米Intelフェロー兼モバイル・ワイヤレス事業部CTOのシアバッシュ・アラムーチ氏や、WiMAXフォーラム代表兼会長のロン・レズニック氏らが解説を行なった。 冒頭、挨拶を行なったインテル代表取締役共同社長の吉田和正氏はWiMAXについて「モバイルによるブロードバンド接続でユーザーの利便性が向上するだけでなく、企業の生産性や、PC業界の発展にもつながる重要な技術」と紹介。これまでも2002年以降、WiMAXにリーダーとして取り組んできたが、今後も普及活動や製品開発に注力していくとした。 続いて、アラムーチ氏がモバイルWiMAXについて説明した。まず、モバイルWiMAXにおけるIntelの立場について同氏は、コンテンツを作ったりするのではなく、接続性を提供するのが役目だとした。 というのも、現在の
情報流通ビジネス研究所は5月14日、調査研究リポート「モバイルWiMAXベンダーの国際戦略と無線ブロードバンド市場拡大のシナリオ」を発刊した。価格は9万9750円。モバイルWiMAX用のチップやインフラ、端末を開発するベンダーや海外の携帯電話オペレーターの戦略・動向を分析するとともに、モバイルWiMAXに関わるプレーヤーのエコシステムやビジネスモデル、標準化動向や周波数割り当て状況などを検証し、展望を示している。 同リポートでは、モバイルWiMAXベンダーの動きは、WiMAXフォーラムでの認証テストを契機に本格化し、ベンダー館の提携やM&Aによる競争、再編を経て、2010年ころまでには勝敗が決まると予測する。 2007年末ころまでは、商用設備をスピーディーに展開するベンダーが先行優位を確保する「Fast Mover市場」、2008年から2009年ころは先行優位が薄れて本格的競争が展開され、
総務省は2007年5月15日,「広帯域移動無線アクセスシステム」に向けた2.5GHz帯の無線周波数の事業者への免許方針案を公表し,パブリック・コメントの募集を始めた(発表資料)。同案では,無線局免許を取得できる通信事業者から,第3世代携帯電話サービスを提供する通信事業者とその子会社を排除するものになっている。具体的には,イー・モバイル,KDDI,NTTドコモ,ソフトバンクモバイルとそれらの役員が1/3以上の議決権を持つ関連会社は,免許付与の対象外となる。同案がこのまま決まれば,例えば韓国や米国で始まりつつある携帯電話とWiMAXを利用したデータ通信の融合サービスは,日本では非常に困難になる可能性がでてきた。 2.5GHz帯の無線周波数は,モバイルWiMAXや米QUALCOMM Inc.が策定を主導するIEEE802.20,またはCDMA2000 1xEV-DO Revision C,ウィル
総務省は15日、2.5GHz帯の無線を利用した「広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)」に関する免許方針を発表した。移動体通信向けの割当は最大2社までで、新規参入事業者に割り当てる方針が示された。 ■ 移動通信は新規参入の最大2社に割当。既存の第3世代事業者は対象外 2.5GHzの周波数割当では、2,545~2,575MHzと2,595~2,625MHzの各30MHz、2帯域を全国展開する移動体通信事業者に割当。また、中間にある2,575~2,595MHzのうち、10MHzのガードバンドを除いた残り10MHzを固定的利用を目的とした地域バンドとして割り当てる考えだという。 移動体通信向けに割り当てられる2帯域は、新たな無線サービスの展開と市場活性化を図るため、既存の第3世代移動通信事業者やグループ会社以外の企業に割当を行なうとしている。ただし、既存事業者およびグループ会社でも3分の1以下
地上テレビ放送がデジタル放送に完全移行した後に空くVHFやUHFの電波をどのように利用するかの大枠が2007年5月11日にほぼ決まった。 VHF帯ローバンド(現行の1~3チャネルの18MHz幅)とVHFハイバンド(現行の4~12チャンネルの52MHz幅)のうち高域側の205M~222MHzは放送(ケータイ向け地上デジタル放送,デジタル・ラジオ,コミュニティ放送などを含む)用途に,VHFハイバンドの低域側170M~205MHzを自営通信(警察,消防・救急,防災・道路・水防などに利用する無線システム)に割り当てる。710M~770MHzが空くUHF帯は,地上放送との間に5MHzのガードバンドを配置し,715M~725MHzをITSに利用する。さらに,5MHzのガードバンドをはさみ,730M~770MHzを移動通信に利用する。 UHF帯の利用方針については2007年5月8日に開催された総務省の情
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