韓国新大統領に与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)氏(60)が決まったが、その裏で李明博大統領(71)の行く末が注目されている。韓国では歴代大統領が退任後に投獄されたり命を落としたりするケースが多い。李氏にも複数の金銭スキャンダルが浮上しており、「退任後に逮捕され、懲役刑が下る恐れもある」(専門家)というのだ。 戦々恐々。いまの李氏の心境はそんなところか。来年2月の退任後に厳しい現実が待ち受けている。 疑惑の1つが、ソウル市の高級住宅街、江南地区の土地不正取得に関するものだ。 韓国の国内事情に詳しい「コリア・レポート」編集長の辺真一氏は「息子名義で土地を11億2000万ウォン(約8960万円)で取得したが、その取引内容が問題視されている。表向きは親族が購入資金を調達したことになっているが、実際は李氏自ら用意した疑いが濃い。脱税のための偽装工作だったのではといわれている」と説明する。 10月に