日本列島が大雪に悩まされる一方、冬季五輪が開かれているロシア・ソチは暖かい気候が続いている。 無関係に見える二つの現象だが、ともに偏西風の蛇行が影響していると専門家は指摘する。 気象庁によると、偏西風は北半球の上空を蛇行しており、流れが北に寄った地域では南からの暖気が入る。北極上空にもこの暖気が入り込んでいる。一方、南に曲がった地域では、北極から押し出された寒気が下りてきて寒くなっている。 日本列島は今月、太平洋側を中心に2度にわたって記録的な大雪に見舞われ、積雪は都心で27センチ、甲府市で観測史上最高の114センチに。 偏西風の影響で寒気が入っていたところに、本州南岸沿いを進んだ「南岸低気圧」が接近して大雪になった。 一方、日本から約8000キロ・メートル離れた黒海沿岸では昨年12月下旬~今年1月中旬と2月中旬以降、平年より2~6度高い状態が続いている。ソチでは、雪をかぶっていた山頂付近
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