風疹の拡大防止策として本年度から中高年の男性に配られている、無料で抗体検査やワクチン接種を受けられる受診券の利用が1割程度と低迷していることが2日、厚生労働省の調査で分かった。厚労省は積極的な活用を呼びかけている。 風疹は昨年2917人、今年2195人の患者が報告された。 40~57歳の男性に免疫を持っていない人が多いことが流行の原因と考えられるため、厚労省はこの年代の男性を対象に抗体検査とワクチン接種を3年間原則無料にすると決定。 しかし厚労省が調べた結果、今年7月までの4カ月間で抗体検査を受けたのは約16%、ワクチン接種を受けたのは約14%だった。