日本共産党の志位和夫委員長が23日の千葉市の演説会で、ロシアによるウクライナ侵略、憲法9条改憲など危機を利用した危険な動きへの批判、日本共産党の「外交ビジョン」について語った部分を紹介します。 ロシア・プーチン政権のウクライナ侵略――三つの無法を糾弾する ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵略が始まって1カ月になります。まず、私は、みなさんとともに、ロシアの蛮行に対して強い抗議を突きつけるとともに、ロシア軍の軍事行動の即時中止を求めるものであります。(拍手) プーチン政権は三つの無法行為をやっています。 第一は、武力の行使を禁止した国連憲章に反する侵略だということです。 第二に、ロシア軍は、原発を攻撃し、病院を攻撃し、民間人を無差別に攻撃しています。マリウポリなど各地で深刻な人道危機が起こっています。これは、どういう性格の戦争であれ、どんな国であれ、守らなければならないジュネーブ条約など