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ブックマーク / synodos.livedoor.biz (53)

  • SYNODOS JOURNAL : 東京電力福島第一原発の何が問題だったのか ―― その行政手続きを考える 橋本努

    2011/3/3011:39 東京電力福島第一原発の何が問題だったのか ―― その行政手続きを考える 橋努 東京電力福島第一原発の事故の真相は、まだ十分に明らかになっていない。おそらく、これから少しずつ事実が明かされ、またその過程で、責任の所在も明確になっていくだろう。この問題との関連で、『週刊文春』の最新号(3月31日号)は、佐藤栄佐久(前福島県知事)氏のある証言を載せている。それによると、東京電力は、福島県の副知事を脅かしたことがある、というのである。 2002年、福島県が「核燃料税引き上げに関する条例の改定案」を公表すると、東電の常務から福島県の副知事のもとに、このような電話があったという。 背後にあるストーリーは、こうである。国および電力会社は、原子力発電所の設置や安全管理をめぐって、受け入れ先となる地方の合意を得て、原発政策を進めなければならない。原発に対して批判的な知事がいる

  • SYNODOS JOURNAL : 「ポルノウィキリークス」の衝撃/「ポスト・ウィキリークス」社会の個人情報と人権 小山エミ

    2011/5/1819:46 「ポルノウィキリークス」の衝撃/「ポスト・ウィキリークス」社会の個人情報と人権 小山エミ ◇ウィキリークスが切り開いた新しい社会◇ 政府や大企業のもつ機密文書を広く一般に公開するために設立されたウィキリークスが、米国外交文書などをそれまでなかった規模で暴露し、国際的に大きな注目を集めたのは、昨年の夏から秋にかけての頃だった。当初、それらの文書が公開されれば、米国やその他各国の外交的利益が損なわれるだけでなく、文書のなかで言及されている人権活動家の情報などが抑圧的な政権に知られてしまうことにもなり、かれらに危害が加えられることを懸念する声もあった。 結局、ウィキリークスが公開した文書には、国際記事を普段から読んでいる人なら「政府はそう表立っては言わないだろうけれども、まあそういうことなんだろうな」とあらためて納得させられるような内容が多く、意外性のある暴露はそれ

    You-me
    You-me 2011/05/20
    なんぞ?と思いったらゲイ差別とかいろいろ変なのと結びついてたとわ…
  • SYNODOS JOURNAL : 復旧を目指しても、水産業は元に戻らない 勝川俊雄

    2011/5/1911:46 復旧を目指しても、水産業は元に戻らない 勝川俊雄 東日大震災によって、三陸地方の基幹産業である水産業が壊滅的な打撃を受けました。「一日も早く漁を再開したい」「船さえあれば魚は捕れる」という漁師の声が連日のようにメディアで取り上げられています。先がみえない状況で、仕事を再開したいという漁業者の気持ちは痛いほどわかります。しかし、筆者にはインフラ整備をすれば、水産業が復興できるとは思いません。その理由は以下の4点です。 (2) 被災前の状態に戻しても、日漁業には未来がない。 (3) 加工・冷蔵が復活しなければ、魚の値段はつかない。 (4) 一度失ったシェアは、前と同じ価格・品質では取り返せない ◇被災前の状態に戻すために十分な予算がない◇ 日の沿岸漁業は、これまでも幾度となく、地震やそれにともなう津波の被害を受けてきました。これまでの災害復旧の基的な考えは

    You-me
    You-me 2011/05/19
    「水産加工業の雇用も地域にとって重要です。被災地域では、宮城、福島、茨城ともに、加工業者の方が漁業者よりも多くなっています。この地域の雇用に対しては、漁業よりもむしろ加工業の方が重要なのです。」
  • SYNODOS JOURNAL : 「ゼロリスク幻想」とソーシャル・リスクコミュニケーションの可能性 山口浩

    2011/4/1923:17 「ゼロリスク幻想」とソーシャル・リスクコミュニケーションの可能性 山口浩 2011年3月11日に発生した東日大震災と、それによって引き起こされた福島第一原発の事故は、1ヶ月以上経過した現在もなお、大きな余震や放射線漏れ、あるいは風評被害など、現在進行形のリスク要因としてわたしたちの生活を脅かしつづけている。 わたしたちが何をして何をしなかったか、何がどういうふうに起きて現在の状況がもたらされたのかを検証していく作業には大きな意味がある。この手の話はえてして責任追及に関心が向きがちだが、それが重大なものであればあるほど、再発防止のための事実の把握や背景の分析に大きな力が割かれなければならない。 ◇深刻な風評被害◇ なかでもいま個人的に気になっているのは、国内外で発生している風評被害だ。とくに今回は原発事故が関係しているため、被災地への観光だけでなく、被災地の産

    You-me
    You-me 2011/04/22
    信頼関係の醸成の失敗がゼロリスク幻想へとつながるとかまとめると乱暴にすぎるかしらん/ゼロリスクを求めてると”誤解”していると考えるべき集団にはマスコミも含んだ方がいいと思う
  • SYNODOS JOURNAL : 私たちはポピュリズムの時代に生きている――『ポピュリズムを考える』刊行によせて 吉田徹

    2011/3/2712:0 私たちはポピュリズムの時代に生きている――『ポピュリズムを考える』刊行によせて 吉田徹 先進デモクラシーの国々の多くは、ポピュリズムの時代を迎えている。イタリアのベルルスコーニ首相、フランスのサルコジ大統領だけではない。アメリカでは先の中間選挙で草の根保守としての「ティー・パーティ」が台風の目となり、安定した政治を経験しているかにみえる北欧諸国でも極右ポピュリズム(「ナショナル・ポピュリズム」)政党の躍進が止まらない。日でも統一地方選挙を迎えて、ポピュリスト的な政策を打ち出す「首長新党」「地域政党」が既存政党の一角にい込み勢いをみせている。こうしたトレンドは、偶然の一致では決してない。ポピュリズムを考える―民主主義への再入門)』(NHKブックス)で目的としたのは、このポピュリズムのメカニズムを理解すること、つぎにそれがなぜ生じるのかのダイナミズムを抽出するこ

  • SYNODOS JOURNAL : 放射線は「甘く見過ぎず」「怖がりすぎず」 八代嘉美

    2011/3/1723:28 放射線は「甘く見過ぎず」「怖がりすぎず」 八代嘉美 3月17日の午前中、twitterのタイムライン上で、今回の福島第一原子力発電所の事故に対して、『「放射線は危なくない」キャンペーン』がネットワークメディア上ではじまっているのではないか、という発言を目にした。発言者が「キャンペーン」と評した言説がどの程度の規模なのかは分からないが、「危なくない」と発言している人たちの論拠のひとつに、被曝対策として、「花粉対策」のアナロジーを用いるものがあるのではないかと考えた。 だが、実際に我々の健康に与える脅威は「花粉程度」のものではない。思えば、「この線量は東京ニューヨーク間の飛行機内で浴びる放射線の被曝量と同じ」たとか「X線撮影での線量と同じ」というような報道は見かけるようになったが、実際に生体内で何が起こっているのかをまとめているものは、新聞などでは見かけなかった。

    You-me
    You-me 2011/03/18
    いろんな方面にも通じる話ですよね。ダイオキシン、ワクチン、薬、BSE、新型インフルエンザ、etc.
  • SYNODOS JOURNAL : 不安や善意から生まれるデマに注意を 荻上チキ

    2011/3/168:58 不安や善意から生まれるデマに注意を 荻上チキ 東日大震災から5日が経ったが、これまで既に膨大な量の流言やチェーンメールが飛びかっている。「荻上式ブログ」(http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20110312/p1)では、これまで「東北地方太平洋沖地震、ネット上でのデマまとめ」と題し、様々な流言やチェーンメールを検証し、否定している。これまで検証された流言の一部を紹介すると、次のようなものだ。「トルコが日に100億円の援助?」 「ポケモンの生みの親、田尻智氏が死亡?」 「関西電力が節電よびかけのチェーンメール?」 「埼玉県の水を飲むな?」 「防衛省・自衛隊が救援物資を募集中?」 「放射物質対策には、イソジンを口に含むといい?」 「海外セレブたちが日に多額の募金?」 「震災のどさくさでこんな犯罪が増える?」 「ワンピースの作者・尾田栄

    You-me
    You-me 2011/03/17
    自分の知識と責任でどこまで発言していいか、ってことを推し量る機会ってなかなかないですからね…常から備えてないと非常時にそうするのは大変難しい。であるなら…
  • SYNODOS JOURNAL : 消費税率引き上げの経済への影響をどう考えるか 片岡剛士

    2011/2/17:0 消費税率引き上げの経済への影響をどう考えるか 片岡剛士 前回の拙稿(「景気循環から見た日経済の現状と今後」)でも述べた通り、日経済は09年第1四半期以降景気回復期に入ったが、回復の動きは緩慢で景気後退による経済の急激な落ち込みを乗り越えたとはいえない情勢である。つまり景気の方向感としては上向きだが、経済の規模という視点ではいまだ停滞がつづくというのが現在の局面だ。 ◇菅再改造内閣の成立◇ 1月14日に発足した菅再改造内閣では、菅総理が税と社会保障の一体改革に政治的生命をかけると強い意欲をにじませ、経済財政・社会保障と税一体改革担当相として与謝野馨氏を任命した。 菅再改造内閣の顔ぶれはすでに報道等でも指摘されているとおりだが、消費税増税に意欲的な菅総理、低めの経済成長率を前提に財政再建策としての増税策の早期実現を主張する与謝野氏、金利を上げることで経済成長を図ると

  • SYNODOS JOURNAL : 「脱「ゼロリスク」でいこう―次世代型ジャーナリズムに向けて―」 石戸諭

    2011/1/197:0 「脱「ゼロリスク」でいこう―次世代型ジャーナリズムに向けて―」 石戸諭 ◇前口上◇ 「安全・安心」という言葉がメディア上ですっかり定着した。何事もまず「安全・安心」が一番、べるものも、薬も、子供たちも。その気持ちはよく理解できるし、一義的にはまずその通りだ。でも少し立ち止まってみよう。当に現代社会は「安全・安心」を疑わないといけないレベルになのだろうか?あとでも述べるけど数字が示す結果は明らかにNO、十分、安心できる社会に住んでいる。それにも関わらず多くの人は不安を持っているようだ。僕が思うに、大きな要因は安心の要求レベルがものすごく高いことにある。言ってしまえば「ゼロリスク」だ。 そして、この原稿でやっぱりはずせないのが職業柄、メディアの問題だ。僕は子供と犯罪を巡る動き、例えば統計から見る子供の犯罪状況や防犯活動の実態や犯罪学者たちが何を考えているかを拙稿「

    You-me
    You-me 2011/01/20
    石戸諭さんがシノドスデビューしてらした
  • SYNODOS JOURNAL : ニコ生シノドス第1回 「ホメオパシー騒動とニセ科学論争」 菊池誠×久保田裕

    2010/9/220:0 ニコ生シノドス第1回 「ホメオパシー騒動とニセ科学論争」 菊池誠×久保田裕 ニコ生シノドスがはじまります!! 第1回放送のテーマはホメオパシー、ゲストは菊池誠さんと、朝日新聞の科学医療グループ記者久保田裕さんです。 ぜひご覧くださいませ!⇒ http://live.nicovideo.jp/watch/lv27437085 司会 : 荻上チキ(評論家、「シノドス」プランナー) ゲスト : 菊池誠(大阪大学サイバーメディアセンター教授)、久保田裕(朝日新聞科学医療グループ記者)   ◇日時◇ 9月26日(日) 20:00〜22:00 ◇番組概要◇ この数カ月間、「ホメオパシー」をめぐる批判的な報道が相次ぎました。きっかけの一つは、山口県で起こった「山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事 故」。同事件をきっかけとして、各報道機関の取材により、様々な場面で「不適切な治療

    You-me
    You-me 2010/09/22
    ン千人いるというNATROM団が電話参加?!
  • SYNODOS Blog : ホメオパシーをめぐって(3) 菊池誠

    2010/8/250:0 ホメオパシーをめぐって(3) 菊池誠 ◇ホメオパシー・ビシネスと医療の拒否◇ 助産師問題を離れて、ホメオパシー・ビジネスの側に目を転じよう。 とくに今回の事件が報道されてからは、「あれは当のホメオパシーではない」というたぐいの主張がいたるところにみられるようになった。違いがあるのは事実だし、穏健なものから過激なものまで幅もあるのだが、物論争はホメオパシー団体間でやってもらうことにして、ここではあまり踏み込まない。 穏健・過激と書いたのは、通常医療との関係を念頭においている。 もちろん、表向きはどの団体も一様に、「通常医療を否定しない」「症状に応じて、医師の治療を勧める」といってはいるが、団体幹部が講演をした記録や著書などを読んでみると、実際には、いかに通常医療が危険であるかを強く説いたり、薬や予防接種に強硬に反対する団体があることがわかる。 実際、ホメオパシー

  • SYNODOS Blog : ホメオパシーをめぐって(2) 菊池誠

    2010/8/140:1 ホメオパシーをめぐって(2) 菊池誠 ◇助産師とホメオパシー◇ ビタミンK2問題に戻ろう。 ビタミンK2の代わりとなると称するレメディがどういう成分を希釈してつくられたのか、ぼくは知らない。もちろん、どんな成分だったにしても、レメディには含まれないのだから、知る必要もない。ただ、ハーネマンの時代には(少なくともビタミンK2の代用になるという概念は)存在しなかったものであることは間違いないし、このような奇妙なレメディを認めているのはごく一部のホメオパシー団体だけのようだ。 この事件は例外なのだろうか。いや、現実に多くの助産院がホメオパシーを利用し、ビタミンK2レメディも使われていた。(1)にも書いたように、ビタミンK2欠乏症の確率は母乳育児の場合で1/2000程度とされている。これが意味するのは、ビタミンK2シロップの代わりにレメディを与えている助産師のほとんどすべ

  • SYNODOS Blog : ホメオパシーをめぐって(1) 菊池誠

    2010/8/130:1 ホメオパシーをめぐって(1) 菊池誠 ◇ひとつの事件◇ ホメオパシーをめぐる動きがあわただしくなってきた。きっかけは、山口で起こされたひとつの民事訴訟である。新聞にも大きくとりあげられているのである程度ご存じのかたも多いとは思うが、まずはポイントを簡単にまとめておこう。 ところが、問題の助産院ではビタミンK2シロップの代わりに、ホメオパシーのレメディが与えられ、それにもかかわらず助産師は母子手帳にビタミンK2投与と嘘の記載をした。細かい事実関係は法廷で明らかにされるのを待つとして、新聞報道によると、少なくとも上記二点は間違いなさそうなので、それを前提として話を進めよう。 じつこの事件そのものは、訴訟になるずっと以前からインターネット上では知られていた。「助産院は安全?」というブログがこの件をずっと伝えてきたからだ。訴訟を起こすにあたっても、ブログでこの件に注目した

    You-me
    You-me 2010/08/14
    光の当て方でこんなにワイルド&ロックぶっちゃけアナーキーになるなんて(謎/本文の感想書くべきなんでしょうけど画像に触れずにはいられないんです…くやしい(ビクビク