SYNODOS Blog : ホメオパシーをめぐって(2) 菊池誠

2010/8/140:1 ホメオパシーをめぐって(2) 菊池誠 ◇助産師とホメオパシー◇ ビタミンK2問題に戻ろう。 ビタミンK2の代わりとなると称するレメディがどういう成分を希釈してつくられたのか、ぼくは知らない。もちろん、どんな成分だったにしても、レメディには含まれないのだから、知る必要もない。ただ、ハーネマンの時代には(少なくともビタミンK2の代用になるという概念は)存在しなかったものであることは間違いないし、このような奇妙なレメディを認めているのはごく一部のホメオパシー団体だけのようだ。 この事件は例外なのだろうか。いや、現実に多くの助産院がホメオパシーを利用し、ビタミンK2レメディも使われていた。(1)にも書いたように、ビタミンK2欠乏症の確率は母乳育児の場合で1/2000程度とされている。これが意味するのは、ビタミンK2シロップの代わりにレメディを与えている助産師のほとんどすべ

[VodkaDrive]

「常識ある助産師もそうでない助産師もいるという話にすぎない」だが、日本助産師会は後者を後押ししてしまった。「人の生死に関わることを生業とするプロ」の団体として軽率の謗りは免れ得ないだろう。

[kurokuragawa]

お守りは無害だけどシートベルトの代わりになりません／ルームミラーにぶら下げて視界の邪魔にしている人もいる

[geromi]

「害のないものによる害」

[norton3rd]

きくまこセンセ、髪伸ばした？それとも以前の写真かな

[washita]

「我々の最優先事項は母子の安全であり母親にとっての満足度ではありません。それは、我々が人の生死に関わることを生業とするプロだからです」たぶんだからこそ避ける人がいるんだろう。正されたくない人たちが。

[a-lex666]

"37条の精神は決して「代替医療なら勝手にやっていい」というものではなかったはずだ。"然り/１の写真に比べてヒゲ濃くなってない？（嘘

[REV]

顧客に売ったF-40がスピンして全損しても顧客のせい。顧客に売った軽乗用車がダンプに負けて潰れてもダンプのせい。治療が必要な患者が治療を拒否して不幸な転帰となった場合は…

[Lhankor_Mhy]

『我々の最優先事項は母子の安全であり母親にとっての満足度ではありません』←医療とパターナリズムについて。その他の専門知の職業についても考えさせられる。

[tikani_nemuru_M]

「我々の最優先事項は母子の安全であり母親にとっての満足度ではありません。」ってのは当然のことのはずなんだが、「医療はサービス業」というボケた認識が患者の側にも医療従事者にも、はては政府にまであるからな

[wbbrz]

「最優先事項は母子の安全であり母親にとっての満足度ではありません」至言。/ id:kurokuragawa その喩えは分かりやすい。ホメはシートベルトの副作用を強調してお守りを売り付けるようなもの。

[shenlong]

なんか格好良く見えてきた。

[k-takahashi]

『地域によっては助産師会がホメオパシーの講演会を開催するなど、危うい例も目につく』　『本来必要とされる薬や治療を遠ざけるという消極的効果によって、害をおよぼしうる』

[north-pole]

第二弾。「ホメオパシーにプラセボ以上の効果があると信じるなら(助産師どころか、そういう医師もいるが)、医療に携わる専門家としては失格」まことにごもっとも。

[vid]

こちらは何も文句は無いなぁ。前回が酷かったので、今回もかと思ったんだけど。

[felis_azuri]

『積極的には害をおよぼさないはずのものでも、本来必要とされる薬や治療を遠ざけるという消極的効果によって、害をおよぼしうる』

[machida77]

「害のないものの害」の問題。

[chochonmage]

『「物質」というものについての、ほんのちょっとした常識さえあれば防げたはず』

[yob]

おお第二弾きた。変わらずかこいい。

[kanimaster]

「我々の最優先事項は母子の安全であり母親にとっての満足度ではありません。」

[toratorarabiluna273momomtan]

助産師法第37条は助産師が医師の指示なく医療行為を行なうことを禁じている。たしかにホメオパシーはその意味で禁じられてはいないのだろう。しかし、37条の精神は決して「代替医療なら勝手にやっていい」というもの

[moondriver]

"いま目にしているのは、「害のないものによる害」である。積極的には害をおよぼさないはずのものでも、本来必要とされる薬や治療を遠ざけるという消極的効果によって、害をおよぼしうる"

[kew-na]

ホメオパシーの中の人は「効果がない」と認めることはおそらくなく、「効果がある」と信じ続けるであろうから、"害のないものによる害"は出続ける。コントロールできるのは中の人ではなく、外の人。