SEの進地です。 前回のエントリ「スクレイピングツールを使って自動化テスト:WWW::Mechanizeの利用」ではスクレイピングツールのWWW::Mechanizeを利用してWebシステムの自動化テストスクリプトを作成できることを解説しました。そこで、 ただ単に一つの単純なシナリオを通すだけであれば実はSeleniumを利用した方がテストの作成は簡単です。スクリプトによる自動化テストは - 大量の類似テストの実行 - 複雑な手順のテストの実行 - ページ上以外のリソースとの連携(例えばDBとの連携) が実施できないとそのメリットが完全には活かされません。 とも述べました。今回は自動化テストの技法に踏み込む前にそもそもテストを自動化する意味、テストを行う意味についておさえておこうと思います。 ○テストの種類 テストを実施する意味、目的は大きく2種にわかれます。 1.成果物(ソフトウェア)が