食材が一目で分かるピクトグラム(絵文字)を大阪市のNPO法人「インターナショクナル」が開発し、横浜市で7日から始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の宿泊先の6ホテルが導入する。宗教の戒律やアレルギーによる食べ物の制約を言語を使わず対応する。各国首脳らによるレセプションパーティーのメニューにも絵文字が採用される予定だ。 絵文字はクリーム色の背景に、牛や豚、魚、小麦や落花生など14種類が茶色で描かれている。専門のデザイナーが考案した図案を、国内外の1500人にアンケート調査を経て、どこの国の人でも分かるように改良を重ねた。 APECは21カ国・地域が加盟し、インドネシアやマレーシアなど、豚肉やアルコールを禁じるイスラム圏からも参加者がある。絵文字を10月末に導入した横浜ロイヤルパークホテルは「一目で食材が分かり、安心できる。好評です」と話している。 インターナショクナル代表の菊池信孝さん