自民党の古賀誠元幹事長との会談を終え、記者の質問に答える谷垣禎一総裁=東京都千代田区の同党本部で2012年9月3日午前11時29分、須賀川理撮影 自民党総裁選(14日告示、26日投開票)で派閥長老連合による「谷垣降ろし」の動きが鮮明になった。谷垣禎一総裁(67)は3日、出身派閥・古賀派の会長、古賀誠元幹事長から出馬辞退を促されたが、派閥の支持がなくても立候補する「中央突破」(側近議員)の構え。党内最大派閥・町村派のオーナー役、森喜朗元首相も谷垣氏不支持を明言しており、派閥長老側が石原伸晃幹事長(55)の出馬を後押しする構図も強まる。 「3党合意を軌道に乗せていくところまでは私が責任を持たなければならない」 谷垣氏は3日、古賀氏との会談でこう言って出馬の決意を伝えた。谷垣氏からみれば、民主、公明との3党合意による消費増税法の成立は古賀氏や森氏も主張していたこと。その後、谷垣氏が今国会中の衆院