大阪都構想の住民投票が反対多数となってから17日で1年。一度は廃案となった都構想だが、昨秋の大阪府知事・市長のダブル選で大阪維新の会が圧勝したことで議論は再燃。維新は平成31年秋までに再び住民投票を実施する方針だ。ただ、今回は対案として「総合区」も同時に検討するため、具体的な手順は未定で、維新が過半数割れする府市両議会の議決も今後必要となる。牽(けん)引(いん)役だった橋下徹前市長を失い、党勢拡大に苦心する維新にとって平(へい)坦(たん)な道のりではない。 「皆さんの意見を反映していきたい」 15日夜、大阪市鶴見区で開かれた大阪維新のタウンミーティング。政調会長の吉村洋文市長が、集まった市民らに都構想の制度案について意見を求めた。 住民投票で頓挫した都構想が再び息を吹き返したのは、昨年11月のダブル選からだ。「都構想の設計図の練り直し」を訴えた大阪維新が、都構想反対派の候補に圧勝。吉村氏ら
大阪の制度設計を巡る攻防が再燃し始めた。大阪府・市の共同部署「副首都推進局」は、大阪市の24行政区を再編統合して区長の権限を強める「総合区」について、具体的な区割り案を決めずに▽5区▽8区▽11区--の3案で検討に着手し、年内にも1案に絞り込む方針だ。大阪市を廃止し、特別区を設置する「大阪都構想」への再挑戦を目指す大阪維新の会は「総合区か新都構想か」を改めて住民投票で問う構えだが、他の会派と協議できる環境にはなく、水面下の駆け引きが続く。【念佛明奈、久保聡】 「総合区と特別区、最終的には住民自らが住民投票で決断していただきたい」 松井一郎大阪府知事(大阪維新の会代表)は11日の記者会見で、都構想を否決した住民投票(昨年5月17日)から1年になるのを前に語った。 大都市地域特別区設置法(大都市法)に基づき、住民投票による市民の同意が必要な特別区設置とは異なり、総合区は議会の同意だけで実
先月16日に発生したマグニチュード7.3の大地震では、震度6弱の揺れを観測した熊本県阿蘇市で長さおよそ10キロにわたって地面が大きく陥没し、水田や農業用ハウスに深刻な被害が出ていたことが専門家の調査で分かりました。専門家は、過去の噴火で出来た「カルデラ」で起きたことが影響した可能性があり、原因を詳しく調べる必要があると指摘しています。 地震工学などが専門の横浜国立大学の小長井一男教授は一連の熊本地震で、活断層が大きくずれ動いた熊本県の益城町や西原村に加え、震度6弱だった阿蘇市周辺でも地面が大きく陥没する被害が相次いでいたことに注目し、その範囲や原因を調べました。 その結果、地面の陥没は阿蘇市の南西側に集中していて、50mから100mの幅で10キロほどの長さにわたって断続的に帯状に続き、深さは最大で1.5mほどあったことが分かりました。住宅が地盤ごと沈んでいるところがあったほか、陥没が確認さ
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」など、数々のスタジオジブリ作品に携わったアニメーターの二木真希子(ふたき・まきこ)さんが死去したことが分かった。 アニメーション企画、制作会社の「トラッシュスタジオ」が発表したもの。病気療養中だったが、13日、午後6時頃に亡くなったという。58歳だった。葬儀は親族のみで執り行われた。 二木さんはスタジオジブリでアニメーションの原画を担当して数々の作品に携わった後、フリーとなる。著書に「世界の真ん中の木」など。また、上橋 菜穂子氏の「精霊の守り人」シリーズの挿絵も担当した。
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