日本維新の会の橋下共同代表(大阪市長)は22日の記者会見で、いわゆる従軍慰安婦問題に関し、「どういう事実だったのか、『歴史的な資料でここまで確定できている』ということを英文にして発表したい」と述べ、党として史実を検証する意向を示した。 外部有識者を交えて作業を進めたい考えで、具体的な手法については今後、同党の国会議員団と協議する。同党は先の参院選で、慰安婦問題の歴史的事実を明らかにすることを公約に掲げていた。 橋下氏はまた、慰安婦の「強制連行」について、「日本人が何も言わないから認めたようになっている」と指摘し、日本軍や官憲が強制連行した事実を示す文書が見つかっていないことを改めて検証し、海外に発信する必要性を強調した。