大阪市交通局の職員が勤務時間中に組合活動をしていた問題で、大阪市の橋下徹市長は4日、市労働組合連合会(市労連)の中村義男執行委員長と面会した。中村執行委員長は問題の経緯を認めたうえで、「当然あってはならんことで、組合としても処分した」と謝罪した。橋下市長は、改めて市役所施設からの組合事務所の退去を要請したが、市労連側は話し合いによる解決を求め、協議は平行線をたどった。 この日朝、橋下市長は市長応接室で中村執行委員長と約20分間面会した。 頭を下げて謝罪した中村執行委員長に対し、橋下市長は「しっかり受け止めた」としながらも「数々の不適切な活動については、重大で遺憾なこと」と述べた。(次ページ)市長、労組の非公開要請をはね付け