岩手・山田NPO問題 住民有志が町に議会解散請求書を提出 岩手県山田町から緊急雇用創出事業を受託していたNPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市)のずさんな運営問題で、町民有志でつくる「ふるさと山田の未来を考える会」は1日、法人の使途不明金を町費で穴埋めするのは不当だとして、町に町議会の解散請求書を提出した。早ければ3日にも解散を求め、署名活動を始めるという。 町によると、署名は有権者1万4431人(3月2日現在)の3分の1以上で有効となり、解散の本請求ができる。 考える会は会員約10人。町民の反応を探るため、これまで佐藤信逸町長の解職と町議会解散を目指すことに賛同を求める署名活動をしてきた。 同法人の使途不明金をめぐっては、県などの調査で2012年度事業費のうち約4億8300万円の使途が補助対象外だった疑いが強まり、町が3月26日、財政調整基金から同額を取り崩して穴埋めに充て