本日の一冊は、2020年の東京オリンピック招致を成功させた戦略的コミュニケーションアドバイザー、ニック・バーリー氏による、「プレゼンの極意」。 著者は、もともとジャーナリストであり、2012年ロンドン・オリンピック招致委員会に参画したことから、五輪招致の戦略コンサルタントに転身。以降、ロンドン、リオ、東京と、3大会連続で勝利し続けているという、まさに「五輪招致の請負人」です。 東京オリンピック招致では、関係者に入念なインタビュー、調査を行い、プレゼンターのスピーチ原稿を作成。IOC委員の心をつかみ、見事、五輪招致に成功しました。 本書には、そんなスピーチのプロフェッショナルである著者が、プレゼンで成功するための「7つの戦略」を説いた一冊。 ※発売は、2/25予定 今回の東京五輪招致の最終プレゼンを徹底分析し、どんなストーリー構成になっているのか、なぜそのプレゼンターが選ばれたのか、どうやっ
日本のオリンピック招致活動に対する評価では、最終日のプレゼンテーションが注目を浴びていた。確かに、それぞれのプレゼンの完成度はこれまでと比べると高く、招致成功の一つの要因であることに間違いはない。一方で、IOC委員の投票結果は、JOC会長の竹田恒和氏の事前の票読みとほぼ一致したという見解も明らかにされ、9月9日放送のNHKクローズアップ現代では、緻密なロビイングにスポットが当てられていた。竹田氏は今年だけでも「地球10周分を移動して、約50か国を訪問した」とのこと。NHKに取材されたあるIOC委員は、「“日本人はロビイングが苦手”というのは今回はまったく当てはまらない」と語っていた。日本人のロビイング下手は確かに一般的にはあてはまると感じるが、明確な目標が定められたときに発揮するチームワークや、細微にまで気配りできる力が組み合わされば、それなりに成果を出すことのできる潜在力を持っているよう
最たる例はタクシーだ。イギリスでは、タクシー運転手はすごく失礼で汚くて、余程のことがなければタクシーなんて使いたくない。鉄道のダイヤすらきちんとしたものがない。一方、日本のタクシー運転手はものすごく親切で知識も豊富だ。バスを見てもすごくきれいだし、電車も時間が正確だ。私はそういう点に非常に感銘を受けて注目したのだが、これは外から見たから気が付いたことだろう。 プレゼン力は誰でも身につけられる ――多くの人は「人を説得するようなプレゼン力やコミュニケーション力は生まれ持った能力で、鍛えられるものではない」と思っているかもしれません。 そんなことはまったくない。プレゼン力は鍛えれば誰でも身に付けられる。プレゼン力を学ぶのに年齢は関係ない。 マーガレット・サッチャー元英首相がいい例だろう。彼女が首相になった当初は、声がとてもかすれていたし、マナーもひどかった。だがその後、彼女はたくさん訓練を受け
東京五輪招致成功の立役者が、その知られざる裏側と、プレゼンを成功に導く7つの戦略を明かす。 【概要】 日本人よ、もっとストーリーを語れ! プレゼン下手と言われる日本人が世界を驚かせた、東京オリンピック招致の最終プレゼン。そこには“影の立役者”と言われた一人のイギリス人の存在がある。メッセージを磨き、相手を魅了し、重要な決断を引き出すために彼が考えぬいた7つのポイントとは? 2020年に向けて日本が真に国際化するための、自らをアピールする技術とは? 歴史を動かしたプレゼンテーション術の真髄を学べ! 【目次】 プロローグ 2020年オリンピック招致最終プレゼン 第1章 最終プレゼンを徹底分析する 佐藤真海 「スポーツのパワー」 竹田恆和 「東京五輪のヴィジョン」 水野正人 「経済的な効果」と「過去の最良な点からのさらなる改善」 猪瀬直樹 「私たちのことを信頼してください」 滝川クリステル 「ク
五輪招致の請負人、 Nick Varley氏の講演に行ってきました。 私の心に響いたことは2点です。 一つ目は 「シンプルに話すこと」 どんなに素晴らしい内容でも、 難しいまま話しても、 理解してもらえなければ意味がありません。 難しい内容を以下にシンプルに伝えるか、 言葉にすると本当に簡単ですが、 やってみるとこれが案外難しい・・・。 実際、Varley氏の講演でも 選ぶ単語、表現は至ってシンプルなものでした。 「話したい」と考える内容と、 人が「聴きたい」と思う内容は必ずしも一致するものではなく、 いかに「核」となるメッセージを簡潔に伝えるか、 が限られた時間でのプレゼンテーションに 要求されるものであるということ。 2番目は、 「緊張を克服するには、とにかく練習あるのみ」 これは私も声を大にして言いたいことです。 私自身、 スピーチコンサルや、プレゼン研修で、 必ず質問される事柄に
2020年東京オリンピック招致の影の立役者であるニック・バーリー氏の本、「世界を動かすプレゼン力」刊行記念イベントに出席しましたのでそのまとめ。2/26刊行予定。
プレゼンの前日に慌ててパワーポイントでファイルを作成し、説明する内容を詰め込んで資料も完成、「よし、これで明日なんとかなるだろう!」と思って臨んだプレゼンで大失敗……なんて悲惨な経験をしたことはないだろうか? 懇切丁寧な資料も作った、見やすいグラフも数字の根拠も揃えた、しっかり説明もしたはず。自分としては納得できる内容だったのに、なぜ失敗してしまったのだろう? 「それは、プレゼンを失敗するミスを犯しているからです」と指摘するのは、ニック・バーリー氏。スピーチ原稿の執筆などを担当する戦略コンサルタントとして、2012年のロンドン、2016年リオ・デ・ジャネイロ、そして2020年東京と3大会連続でオリンピック・パラリンピック招致を成功させ、昨年の流行語大賞となった滝川クリステルの「お・も・て・な・し」を生み出した「五輪招致の請負人」として注目を集めるイギリス人スポーツ・コンサルタントだ。 バー
満足度★★★★ 付箋数:28 世界最大のセールス・プレゼンテーションは何だと思いますか? そのプレゼンは、準備にかける期間、使われる予算、 プロジェクトに参加する人数など、あらゆる面で規模が 世界一と言われています。 それは「五輪招致」のキャンペーン。 国の元首や王室メンバー、自治体の首長もプレゼンに参加しますし、 招致するオリンピック自体が準備に7年もの月日が費やされます。 世界最高峰のスポーツの祭典であるのはもちろん、 世界中から集まる資金も莫大なものになります。 以前は五輪招致のために投票権のあるIOC委員を招いたり、 個別に面会することもあったようですが、 2002年ソルトレークシティ冬季五輪の贈収賄スキャンダルから、 招致レースは、最終プレゼン重視に変わりました。 そんな都市や国家の威信をかけて臨む五輪招致レースに、 3大会連続で勝利した人がいます。 それが本書の著者、五輪招致の
2013年の重大ニュース第1位にも選ばれた“東京オリンピック招致成功”。この招致成功の立役者として注目されているのが、ロンドン、リオ、東京と3大会連続で招致成功へ導いた、戦略的コンサルタントのニック・バーリー氏です。 この招致成功の大きな勝因の一つと言われる最終プレゼンは、各メディアでも大きく取り上げられ、世界中から注目を浴びました。日本人は、これまで「コミュニケーション力が乏しい」、「プレゼンが下手」と思われがちであり、日本人自身も苦手意識を持っていたのではないでしょうか。この東京のプレゼンチームの成功はプレゼンが得意でない人でも、国際的な舞台で説得力のあるプレゼンを行い、成功に導くことが出来るということを教えてくれました。 グローバルシーンで成功するコミュニケーションとはどのようなものか。日々のビジネスの中でも、多様な価値観を持つ相手に対して、いかに自分の考えや意見をアピールし、説得さ
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2020年の東京オリンピック招致際、私はちょうど本業で北極の航海に出ていましたので話題となった「おもてなし」を含めて何も見れずにいました。しかし決定の知らせは大きな興奮とともに衛星回線を通して伝わってきたので、すぐさま船内にそのニュースをふれまわったのを覚えています。 ところで、オリンピック招致には、背後に専門のコンサルタントがいるというのはご存知でしょうか? オリンピック招致は候補となっている都市についてのPRのみならず、ホストとなる国とその文化、そしてオリンピックを開催することの意義を強烈に伝える必要があります。コンサルタントは、この多岐に渡るプレゼンテーションを裏で支える「影の立て役者」なのです。 2020年の東京オリンピック招致の際にコンサルタントを務めたニック・バーリー氏が、世界中の都市をおさえて招致を勝ち取ったプレゼンの極意について書いた本、「世界を動かすプレゼン力」が2/26
物覚えが悪くなったのはいつ頃からだっただろうか、今となっては思い出せない。小学校の時から忘れ物は多かった人間だが、明らかに、最近、一皮むけたのだ。特に固有名詞だ。正解の直前までわかるのに「あれ」としか言えないもどかしさ。最近、物忘れがひどいんだよ…と友人に言ったら、「俺、今日、カタカナの“メ”が思い出せなかった。」と言われた。お互い、年である。“メ”がだめだったら、もうあとは“ノ”しかない。土俵際である。 本書には、脳の「ワーキングメモリ」がいかに重要な機能か、さらに、どうすればそのワーキングメモリを強化するできるかが記されている。著者はノースフロリダ大学の心理学教授で、以前はスターリング大学生涯記憶・学習センターの所長だった人である。表示に書かれた副題は、「Train Your Brain to Function Stronger,Smarter, Faster」。私は迷わず手に取り、レ
将棋で上達するため、強くなるための方法を提案しているブログです。その他、詰将棋や次の一手、将棋関連の情報や重要棋譜、速報などを載せています。羽生善治永世七冠や藤井聡太プロの将棋も随時取り上げています。以前は「6ヶ月で将棋5段になる方法」という名称でした。「将棋上達の探求」は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。 (07/20)元将棋プロ棋士の橋本崇載さんによる殺人未遂事件??? (07/12)藤井聡太ファンは確実に増えているよね? (05/17)不思議 (04/04)2023年04月03日のつぶやき (04/03)2023年04月02日のつぶやき (04/02)2023年04月01日のつぶやき (04/01)2023年03月31日
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