イスラエル軍は2日、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘により、レバノン南部で兵士8人が死亡したと明らかにした。ロイター通信によると、昨年10月に始まったヒズボラとの衝突で、イスラエル側の1日あたりの兵士の死者数としては最多という。 一方、イスラエル軍は3日にレバノン南部でヒズボラのメンバー約15人を殺害したとしており、国境沿いでは複数の場所で激しい近接戦闘が起きているとみられる。 1日に始まった地上侵攻でイスラエル軍の戦死者が出たのは初めて。軍によると、2日の戦闘では複数の重傷者も出たという。 レバノン南部では地上部隊の進軍に合わせて激しい空爆も続いており、軍はヒズボラの拠点や武器庫など150カ所以上を破壊したとしている。これに対し、ヒズボラはイスラエル軍の戦車3両を破壊したと主張した。地元メディアによると、イスラエル北部ではヒズボラによるロケット弾攻撃もあり、集落の近くで火災も発生し