2019年末に公表されたOECDのPISA2018外部リンクは、世界各国の15歳の学業成績を調査したもの。 同調査では、生徒の健康状態も調べた。それによるとスイスでは全体の22%外部リンクが、月に少なくとも数回いじめられたと答え、OECD平均の23%に近いことが分かった。 連邦当局と州教育委員会代表会議(EDK)の委託で作成した、PISA 2018に関するスイスの報告書外部リンクでは、統計をさらに掘り下げている。2015年の前回調査以降、学校でのいじめが増加し、身体的ないじめは倍増しているという。 欧州8カ国(ドイツ、イタリア、オーストリア、フィンランド、ルクセンブルクを含む)でのいじめに関する概観調査と比較しても、「どの国よりも数値が高い」との結果だった。スイスのスコアは1.38で、フランス(1.32)とベルギー(1.29)を「大幅に」上回った。 からかい、うわさ、暴力 スイスでは全体の