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ブックマーク / jkondo.hatenablog.com (17)

  • 株式会社はてなの代表取締役会長に就任いたしました - jkondoの日記

    お久しぶりです。 このたび、株式会社はてなにおいて、私、近藤淳也、および経営陣の体制変更を行うはこびとなりましたので、ここでご報告させていただきます。 2001年のはてなの創業以来13年間、代表取締役社長を務めて参りました、私、近藤が、日8月1日より代表取締役会長に就き、後任には、はてなの開発部を率いて参りました栗栖義臣が代表取締役社長に就任いたします。 また、これまで私と二人三脚で共にはてなの経営にあたって参りました取締役副社長の毛利裕二は、ここでコンビという形から変わり、これからは取締役ビジネス開発部長として、引き続き営業拡大・事業開発の分野にさらに尽力してもらうこととなります。 また、これに合わせ、3人の創業メンバーの1人でもあります大西康裕が執行役員サービス開発部長に就任いたします。 たった3人しかいなかった創業期に、がむしゃらにプログラムを書いて、たくさんのサービスを開発

    株式会社はてなの代表取締役会長に就任いたしました - jkondoの日記
  • 東北を巡った - jkondoの日記

    1995年1月、大学1年生の冬に阪神・淡路大震災が起きた。 たった数時間で現場に行ける京都にいながら、結局僕は一度も現場に行かなかった。 時を経て、震災の話が出るたびに、「なぜ自分は現場に行かなかったのだろう」と思うようになった。 恐らく何かに忙しかったんだろう。 しかし今考えみれば、それほど重要な用事があったとも思えない。 自分は小さな世界の中にいた。 2011年3月、東日大震災が起きた。 新聞記者をやっている友人が現地の取材のためにしばらく仙台勤務になった。 転勤の挨拶メールに、「そのうち必ず行くので会おう」と返事をした。 同僚のYさんが東北の海岸を車で巡った。 南三陸のホテルは元気に営業しているからぜひ行くと良い、と会社のみんなに紹介をしていた。 大学時代の友人が仙台の近くの被災地を巡り、写真を送ってきた。 みんなにも知って欲しい、と訴えていた。 東北大学の学生チームが、TEDxT

    東北を巡った - jkondoの日記
  • エンジニアにとって生産性の高い環境を追い求めているだけでは事業は成長しない - jkondoの日記

    最近ちょっと会社の中の歯車がかみ合い始めて、ごろごろごろと大きな回転が始まった感覚があります。 会社をやり始めて10年目。ようやくかよ、という突っ込みは真摯に受け入れるとして、何を変えたのが大きかったかというと社内のコミュニケーションのやり方です。特に、組織の中で直接つながりのある人どうし=上司と部下の間のコミュニケーション。なんか書いていると馬鹿らしくなってくるくらい基的な事で恥ずかしいですが、直接の部下に対してやるべきことをちゃんと伝えたり、部下から上司に対して行う、いわゆる「ほうれんそう」などです。 思えば、はてな仕事の進め方というのは、エンジニアにとって最も生産性が高い環境を追求する、ということに最適化してきたように思います。会議はなるべく減らして、必要な事ははてなグループかIRCに書いて伝える。プログラムを書いていると2時間くらい集中して作業をしたくなるので、その間なるべく作

    エンジニアにとって生産性の高い環境を追い求めているだけでは事業は成長しない - jkondoの日記
    a2ikm
    a2ikm 2011/02/15
    コミュニケーション=割り込みではないし、誰ともしゃべらないのもそれはそれで寂しいし
  • 憂鬱な気持ちとクリエイティビティ - jkondoの日記

    毎年2回、ネット系企業の経営者が集まるIVSというカンファレンスがあります。先々週、このIVSに参加してきました。 他の方はどうか分かりませんが、僕はIVSに出ると少し憂になります。業界内でも注目企業のトップの皆さんが次々と登壇され、輝かしい話を聞いているうちにどうしても自分たちの足りない部分が見えるからです。ただそこから目を背けていても仕方なく、今のポジションを確認して次に向けて動き出す良い機会と思って毎回参加しています。 今回のIVSで、ひときわ印象深かった講演があります。登山家の栗城さんの講演です。 元々登山の専門家でもなかった栗城さんは、大学で思い立って登山を始め、その後単独無酸素で世界中の高峰を制覇しています。現在はエベレスト登山をネット中継で共有しながら登頂を目指す取り組みをされています。 栗城さんの講演が終わったとき、IVSの会場ではスタンディングオベーションが起こりました

    憂鬱な気持ちとクリエイティビティ - jkondoの日記
  • エンジニアを目指す人に伝えたいこと - jkondoの日記

    今年のはてなサマーインターンが終了しました。インターン生が開発した6つの新機能もリリースされ、好評を頂いています。最後に残った6つ目の新機能「はてなブックマークのTwitter連携をさらに強化!」もいよいよ来週出ることになりました。 インターン参加者の体験レポートもなかなか熱いです。 今年もはてなインターンが精神と時の部屋状態だった件 - SELECT * FROM life; はてなインターン2010に参加してきました - ✘╹◡╹✘ たべのログ 夢にまで見たはてなサマーインターンに参加してきた。 - ただのらくがき帳。 はてなインターンに行ってきた - 備忘録 今回は今年のエンジニアインターンの中で参加者に向けて僕が話した内容を紹介したいと思います。 技術は人のためにある エンジニアに向けて僕が強調したのは「技術は人のためにある」ということです。 インターンで技術力の点数をつけたり順位

    エンジニアを目指す人に伝えたいこと - jkondoの日記
    a2ikm
    a2ikm 2010/09/04
    「僕が最後に重視して見るのは「使っていただくユーザーさんにとって価値のあるものになっているかどうか」という点です。」
  • はてなのミッション - jkondoの日記

    はてなのコーポレートページを少し新しくしました。一番の変更点は、先日社内で決めたミッションを明確に掲げたことです。 会社情報:はてなのミッション - はてな はてなは「T型コミュニケーションを促進する」こと=「人と人とのコミュニケーションを促進し、価値ある情報をより多くの人に届ける」ことをミッションとして、これからもサービスを提供していきたいと思います。T型コミュニケーションは社内の造語で、人と人とのコミュニケーションを促進する横棒と、そこから生まれる価値ある情報を第三者に届ける縦棒を組み合わせて「T型」としています。 ミッションの明文化が必要になった そもそもの背景として、なぜミッションを定めるという話になったかというと、これから新しいサービスをより大きな規模で作っていきたいからです。これからの成長を目指してサービスを作っていきたいと思っているのだけれど、メンバーが増えてきて、なおかつ複

    はてなのミッション - jkondoの日記
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    a2ikm 2010/08/23
  • 会議中に話すのを我慢する - jkondoの日記

    役割上、会議の多い仕事をしています。全社的な経営責任者という立場に加え、はてなのサービスの責任者として進捗や方向性を見ていますので、各ディレクターと方向性や成果を確認したり、サービス以外の責任者との会議もあります。なので会議の生産性を上げるのは非常に重要で、いろいろな工夫しています。その中で、最近重要だな、と思っている事を少し紹介したいと思います。 会議中は聴くことに集中して、最後にまとめて話す 最近心がけているのは「会議中にあまりしゃべらない」ということです。基的なフォーマットとしては、会議をする相手に必ずアジェンダを作ってきてもらい、主に報告内容と相談内容をまとめてもらいます。そしてその内容を全部聴くまで基的にしゃべりません。とにかく聴きます。途中で質問はしますが、それをどうするのかという話は、聴き終わってからやります。聴き終わったあとで、「ここはどうするか」「こうしたほうが良くな

    会議中に話すのを我慢する - jkondoの日記
  • はてなが9歳になりました - jkondoの日記

    7月19日ははてなの創立記念日。はてなは今週9歳になりました。 創立記念日に合わせたわけではないのですが、この2,3か月は今後5年間を見据えた中期戦略を社内で議論してきました。経営陣だけでなく、社員も巻き込んだ議論を何度も行い、そこから浮かび上がってきた内容を意識しながら戦略を決め、先日社内で発表会を行いました。 早いものではてなが京都に戻って2年が経ちました。京都オフィスを中心とした体制も充実してきており、新しく加入したメンバーもどんどん力を付けてきています。ちょうど今は、新たな変化に向けた区切りのタイミングだと考えています。 戦略の内容はこれから順番にサービスの変化として現れてきますので楽しみにして頂くとして、今回、5年という少し長めのスパンで「はてなはこれから何をやっていきたいのか」を考える中で、原点である「創業の時やりたかった事」を大事にしようと改めて思いました。 なるべく「困難だ

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  • 潰れるベンチャーと潰れないベンチャー - jkondoの日記

    超交流会の当日は「学生ベンチャー入門」というセッションで、同じ御池ビルののぞみ藤田さんと、株式会社ゆめみの深田社長、株式会社ランゲートの喜社長と一緒に登壇させていただきました。学生がベンチャーを立ち上げるうえでのアドバイスを経験談を交えながら話す内容で、質問は4つくらいあったのですが、最後に会場の方から「潰れるベンチャーと潰れないベンチャーの違いはなんですか?」という質問があり、そこで出た内容を紹介したいと思います。 これについては、4人の意見がけっこう一致していて、普遍的な答えがあると感じました。結局「諦めずに粘り強くやるべきことをやること」じゃないかと思います。これは単に諦めが悪いというだけではなくて、うまくいかないときにどうするかという行動パターンに差があると思っています。 大事なのは、その場でやるべきことをちゃんと考えてやれるかどうか、という単純なことだと思います。そもそも、人の能

    潰れるベンチャーと潰れないベンチャー - jkondoの日記
    a2ikm
    a2ikm 2010/07/12
    漠然とした不安って何なんだろうってテキストで書き出してみると客観的になれることです。で、次にそれを良くするためには何ができるか、というのを他人事みたいに書いてみるんです。
  • はてなに入った技術者の皆さんへ (jkondoの日記より)

    最近はてなの社内では新しい技術を勉強したり、フレームワークや言語を移し変えようかという話も出ていたりして活気が出てきています。技術者も10人を超えて、色々な考え方をする人同士が刺激を与え合いながら切磋琢磨していて素晴らしいなあと思います。そういう中で、僕が技術について思う事を少しまとめてみました。 アウトプットを出す 新しい技術を習得したり、時間を掛けて作り上げた結果は、何かのアウトプットとして出さなければほとんど意味がありません。知識や結果を自分の中に残すだけで終わるのは、それを活かしてサービスを作りたくさんの人が使えるようにする事に比べると驚くほどちっぽけな仕事です。 また、3日間で作り上げた素晴らしい仕組みをそのまま1週間寝かせてしまうのは、4日目に他の人が使えるようにしてから1週間を過ごすことに比べると随分見劣りしてしまいます。 当たり前ですが、どれだけ素晴らしい仕組みを作っても、

    はてなに入った技術者の皆さんへ (jkondoの日記より)
  • 新・電子立国 - jkondoの日記

    NHKのディレクターの方とお会いする機会があって、ご厚意で昔の番組のDVDを頂いた。パソコン、OS、ブラウザ、インターネットなどの歴史を紹介する新・電子立国とNHKスペシャルのDVDだったのだが、これが非常に面白かった。90年代に放映された当時も生で観ていたのだが、今観てみると非常に貴重な内容だったことが分かる。ビル・ゲイツやポール・アレンがインタビューに答えていて、マイクロソフトがBASIC開発からIBMのOS開発に至る際の話や、ネットスケープの創業者たちが登場してインターネットが生まれた直後の熱気が感じられる内容になっている。 あまり意識していなかったのだが、当時この手の内容の書籍を読んでいた記憶はあまりなく、僕がシリコンバレー的なベンチャーの雰囲気に初めて触れたのはこれらの番組だったのだろうと思う。そういう意味では、大学よりも影響を受けた授業だったし、それが元になってこうやって会社を

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  • 出会い - jkondoの日記

    昨日とある方とお会いする機会を得た。普段はほとんど遠出をしないというその方に会社にまで来て頂けた事だけでも感激したが、お話の内容も非常に魅力的なお話だった。 今回お会いするのは初めてだったし、その方もはてなの事を詳しく調べられたのは最近の事だということだったが、はてなという会社に対して、技術を持ちちゃんとものづくりをしようとしている会社としてご評価を頂き、昨日の対面に至ったということが分かり、それが嬉しかった。 京都に来てからいろいろな方と少しずつお会いしているが、何度も同じようなことを言われている事に気づく。それは、拝金主義的にならず、しっかりとものづくりをすること。お金が儲かるのは目的ではなく結果である事。人々の生活を変えるようなものを作るからこそ、お金が入るのだということ。良いものを作る事が、世界に通用する事にもつながるし、時代を超えた価値を生み出すのだということ。そういうことを、京

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  • 引越しの日 - jkondoの日記

    家の引越しも終わりいよいよ日に戻る日がやってきた。2006年8月にこちらに引越して来たので、ちょうど1年半こちらに居たことになる。 当初に掲げていた目標の多くはまだ達成できておらず、これからは日から挑戦していくことになるが、この1年半の間にいろいろな経験をすることができた。特に最初の1年は全てのことが新鮮で、仕事の上でも生活の上でも多くの刺激を受けた。 それらにどのような価値があったのかは、まだ何年も後にならないと分からないだろう。しかし今の時点で個人的に一つ重要だったと思うことは、今の仕事についてより深い認識ができたことだと思う。 僕たちがやっている仕事は、インターネットのサービスを作り、世の中に出していく仕事だ。そこを核として、会社の経営を行っている。しかし、例えばサービスを作る人間の職業のあり方は、多様で曖昧だ。例えば建築家なら一つの職業として認められているし、大学に学科もある。

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    a2ikm
    a2ikm 2008/02/17
    はてな大好きだからがんばってください
  • 友人とはてな - jkondoの日記

    梅田さんが来日されているということで晩御飯をご一緒した。他の取締役も一緒に話をする中で、今年は今より桁が一つ違うスピードでユーザーが増えるようなサービスを出したいねと話した。夜には友人たちと新年会があって話し込んでいたんだけど、大学の友人たちでも日常的にはてなを使ってくれている人は実際はまだそう多くは無い。毎月900万人ほどがはてなにアクセスし、そのうち70万人ほどがユーザー登録をしてはてなを使ってもらっているといっても、まだまだ中心的なユーザー層は「よくネットを使う人」から出ることができていないように思う。 例えば自分の友人が毎日使うもの、より多くの人の日々の生活の中で、無いと困るような存在を目指していかなくてはいけないと気持ちを新たにした。今よりも未来の方が、インターネットの重要性が高まっているのは確実だと思うから、その中できちんとした仕事をし、もっと存在感を出していけたらと思う。

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  • ワールド検索 - jkondoの日記

    東京に滞在している間は、会社の近くにある作業場兼自分の家みたいなマンションに滞在している。このマンションが結構古いマンションで、最近流しのあたりから異臭がするのが気になってきた。一応流しのゴミとかは掃除しているし、表面上は綺麗になっているんだけど、なんか奥の方から臭いがするのでどうしたらいいのかなあと思って、たまたまはてなワールドの中で集まっている人に訊いてみたら、業者を呼んだら数千円で掃除をしてくれるとか、溶剤を流せばある程度臭いが落ちるとか、あまり放っておくと健康にも影響がある場合があるんだとか、そんなことを次から次へと教えてもらった。それで僕はその通りに薬局に行って、溶剤を買ってきて掃除をしてみたんだけど、こんな暮らしの知恵みたいなことを短時間にたくさん教えてもらってなんて役に立つんだろうと感動した。 人力検索も便利だけど、ワールドはもしかしたらもっとそういう可能性を秘めているかもし

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  • イチロー - jkondoの日記

    年始にやっていたイチローの特集を見た。イチローが首位打者を逃したあと、センターで涙を流していたのも良かったけど、苦悩している様子を語っていたのが良かった。それから、やっぱりグラウンドにいる姿は説明無く格好良いと思った。まず勝負の場所に立ち続けること、それだけでも当は容易なことではない。人を感動させられるようなレベルでその場所に居続けられるのはさらにそこよりひとつ上の世界。 自分の仕事を見ると、もう少し仕事量が安定させないとと思う。サービスの開発フェーズによって仕事の質が変質するのは良いとしても、調子の浮き沈みが激しすぎるのと、なによりもそれを全く制御できていないのがもどかしい。自転車に乗っていたときの方がまだピークをちゃんと分かってやれていたんじゃないかと思うほどだ。 7年間同じカレーべ続ける(!)的な「所作」を、意識的に作って守っていってみようかなと思う。

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  • 退社のお知らせ、入社のお知らせ - jkondoの日記

    毎週金曜日は夜にTGIFというのをやっている。ビール片手に一週間お疲れ様でした!と乾杯して、主に取締役が今の会社のレポートなどをする。酒が入ってがやがやした雰囲気の中で、結構重要な発表や議論をやっている。 そのTGIFで、昨日は退社のお知らせと、新しい人の入社のお知らせをした。2001年に会社を作ってから一度も人が辞めたことはないまま来ていたはてなは、6年目の去年にして初めて人が辞めるのを経験した。会社を作って初めて、ある程度まとまった人数の人が出たり入ったりするのを経験した。社員が去るのはいつまで経ってもつらい部分は残るだろうけど、それでも最近はようやく、こういうことはいつも起こるものなのだ、という心構えが自分の中にも社員の中にもできてきて、それは健全なことだと思う。 経営者が社員は辞めないという前提で社員に接するのも問題があるし、社員がこの仕事が自分にとってベストな仕事かという思考を停

    退社のお知らせ、入社のお知らせ - jkondoの日記
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