豊臣秀吉の水攻めで紀伊太田城が落城して430年を迎えたことを記念した「紀伊太田城430年祭」が31日、和歌山市宮地区で開かれた。地元の児童らが子供みこしを担いで元気な声を響かせ、初披露の獅子舞もまちを練り歩いて盛り上げた。 秀吉の「三大水攻め」の一つに数えられる紀伊太田城は、かつて「雑賀」と呼ばれた地域にあったとされる。 天正13(1585)年、秀吉は城の周りに巨大な堤を築き、水攻めを行った。農民や武士らは約1カ月にわたって抗戦したが落城したという。今年は430年の節目にあたることから、地元住民らによる「太田城史跡顕彰保存会」が記念祭を企画した。 この日は、会員や地元の市立太田小、宮小の児童ら約150人がはっぴ姿で参加。紀伊太田城から飛び出して戦ったと伝わる尼僧「朝比奈摩仙奈」の衣装で現われた中学生も。 行列は、亡くなった勇士を埋葬したと伝わる「小山塚」を出発し、「ワッショイ」と大きなかけ
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