平安時代に奈良で振る舞われた麺(めん)を現代風に再現した「春日●★うどん」の試食会が奈良市の飲食店で開かれた。 奈良の食文化研究から新しい魅力発信に取り組むNPO法人「奈良の食文化研究会」が企画。平安時代の貴族の日記「小右記」には天皇が春日大社を訪れた際に20人の女性が「●★」という麺を打って献上したとの記述があり、これらをもとに同研究会が昨年9月、「春日●★うどん」として現代風に再現した。 麺を打った同研究会の木村隆志・専務理事(65)は「小麦、米粉、山芋と3つ合わせるのは難しい。昔の料理をどう現代人の味覚に合わせるかを考えた」と話した。 試食した大阪市の長谷信子さん(61)は「ツルンとしてのどごしが良い。普通のうどんとも違った食感で、おいしい」と話していた。 ●=食へんに博のつくり ★=食へんに託のつくり
![平安期の麺を現代風に再現 「のどごし良くおいしい」 奈良市で試食会](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f37c01db23617a326bec6843f7c430b1beec5650/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fcommon%2Fimages%2Fogp_region.jpg)