1926年11月4日(陰暦9月29日)、朝鮮語研究会は訓民正音の制定480周年の記念式典を開き、この日を「カギャの日(カギャは日本語の『イロハ』に当たる)」と定めた。世宗実録には訓民正音が世宗28年(1446年)9月に完成したとあるため、陰暦9月の末日である29日が制定の日とみなされた。その後ハングルの日は1932年から太陽暦の10月29日に祝われるようになったが、1940年に『訓民正音解例本』が出版されたのを機に再度10月9日に変わった。同書によると完成の時期が「9月の上旬」と記録されていたことから、上旬の最後の日を太陽暦で祝うことになり、10月9日に落ち着いたとのことだ。 1990年代半ば、英国オックスフォード大学が世界の約30種の主要文字についてその合理性や科学性、独創性をランク付けした。そしてハングルはその第1位となった。また米国シカゴ大のマッコリー教授は毎年10月9日に同僚教授