抗議の引き金に ●英有力紙 英紙フィナンシャル・タイムズ十四日付は、米軍厚木基地の艦載機部隊を岩国基地に移転する計画に、岩国市の住民投票で89%が反対を表明したことについて、「拘束力はないものの」日本政府にとっては「大きな打撃」「ダメージ」となったと指摘しています。 同紙は、日本政府が「安保同盟で米国と結託し、地方の要望を無視する政府だとしばしばみられている」と述べ、岩国の住民投票の結果は「沖縄をはじめ(米軍再編に)関係する他の地域で抗議の波を起こす引き金となりうる」ものだと、その意義を重視しています。 市民は断固反対 ●中国・新華社 【北京=菊池敏也】中国の新華社通信は、十二日に行われた山口県岩国市での住民投票の結果について、「四万三千四百三十三票対五千三百六十九票の圧倒的多数で、米空母艦載機部隊を岩国に増派する計画に反対した」と速報しました。 その後、配信された新華社の詳報は、米空母艦