町平和条例案を否決 6月竹富町議会最終本会議 条例制定めざす会 直接請求の意義を総括 6月定例竹富町議会(川満栄長議長)は19日の本会議で、無防備地区宣言を盛り込んだ竹富町平和条例案の表決を行い、賛成少数で否決した。直接請求のための署名活動を行った「町無防備平和条例をめざす会」(石原昌武代表)はコメントを発表し、「1096人の署名に込められた熱い思いが否決された。これが竹富町の議会の現実かと思うと悲しい限り」と述べる一方、「町民自らが重要事項を見付け、行動に移したことは極めて意義があった」と直接請求による条例制定の活動を総括した。傍聴席には10数人が詰めかけ、関心の高さをうかがわせた。 本会議の討論では、嘉良直氏が「無防備地区宣言の有効性を疑問視する意見もあるが、真に平和を愛し、憲法9条を守る立場から、軍隊を絶対に入れない、軍事基地を造らせない、戦争に協力しないという意志を表明することは大