このところ日本ではメディアもブログもアジア問題で議論が過熱している。だが私はこうした傾向に疑問を感じている。日本は世界の200ヶ国と関係があり、アジア諸国はそれぞれその内の一つに過ぎない。中でも最近の造語「特定アジア」には言語的センスの悪さ以外の何物も感じられない。ともかく日本国民に言いたい。アジアに対する注目度が極端に大きくなっている最近の傾向は異常である。もっと世界をバランス良く見るべきである。 まず日本と世界の関係を再検討してみよう。日本にとって最も重要な同盟国がアメリカであることは誰も疑う余地がない。また日本が世界の政治経済を共に運営してゆく仲間はアメリカとヨーロッパである。間違っても中国や韓国ではないし、両国が世界のエグゼキュティブになれる見込みは全くない。そうした事実をしっかりと踏まえていれば、昨今の日本でアジア、特に中国と韓国に対して過剰な意識を抱くことがいかに奇異なことかわ
![特定アジア?奇妙な造語 - グローバル・アメリカン政論](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e4fd7e2f3d41f17c11a6a7f727863859dbb2ba87/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fnewglobal-america.tea-nifty.com%2F.shared-cocolog%2Fnifty_managed%2Fimages%2Fweb%2Fogp%2Fdefault.png)