資源エネルギー庁と東北経済産業局は、広域・大規模災害に備え、①人命救助等を行う自衛隊への石油供給の円滑化と、②自衛隊による民生用石油輸送協力の体制強化に向けた合同実働訓練を、製油所(JX日鉱日石エネルギー㈱仙台製油所)、油槽所(出光興産㈱塩釜油槽所)、SS(丸山㈱亘理中央給油所)の協力を得て、11月7日(金)に陸上自衛隊の「方面隊震災対処訓練(みちのくアラート2014)」と「津波防災の日」訓練の一環として実施します。 1.背景とねらい 2011年3月の東日本大震災時には、石油の輸送が困難になり、給油が困難となる地域も多数発生しました。そうした中、資源エネルギー庁からの要請に基づき、自衛隊がドラム缶に詰めた軽油等を被災地へと搬送し、民生用石油供給を支援しましたが、その際に様々な調整事項が発生しました。一方、こうした石油供給インフラの被災が、自衛隊の人命救助活動に必要な燃料確保に影響を与える可