韓国サムスン電子の新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火事故が相次いでいる問題で、今月18日、関西空港内で同機種が発煙するトラブルがあったことが、国土交通省などへの取材でわかった。 航空関連施設での国内初のケースとみられる。同機種については、同省が15日、国内出発の航空機への持ち込みを禁止するよう航空各社に要請していた。 同省などによると、18日昼頃、国際線の保安検査場で、出国しようとしていた外国人の乗客が同機種からバッテリーを強引に外そうとしたところ、突然発煙した。直前に、係員から機内への持ち込み禁止を伝えられていたという。同省幹部は「持ち込まれていたら、何かの拍子で発火した恐れもあった」と指摘する。 今年8月に発売された同機種は、これまでに12か国・地域で出荷されたが、日本では未販売。発火事故が相次いだことから、生産・販売が打ち切られている。