小田急小田原線の車両を調べる警視庁の捜査員ら=東京都世田谷区で2021年8月6日午後10時13分、小川昌宏撮影 東京都世田谷区内を走行していた小田急小田原線の上り電車内で6日夜、20~50代の乗客が刃物で刺されるなどして重軽傷を負った事件で、警視庁は7日朝、川崎市多摩区西生田4、自称派遣社員、対馬(つしま)悠介容疑者(36)を重傷の女性への殺人未遂容疑で逮捕した。いずれの被害者とも面識はなかった。 【写真】騒然とする小田急の祖師ヶ谷大蔵駅の改札付近 同庁は成城署に捜査本部を設置。対馬容疑者は容疑を認め、「大学時代にサークル活動で女性から見下され、出会い系サイトで知り合った女性ともうまくいかず、勝ち組の女性を殺したいと考えるようになった」と供述している。 捜査本部によると、対馬容疑者は登戸駅(川崎市)から藤沢発新宿行き快速急行(10両編成)の6号車に乗車すると、先頭方向に向かって移動。7号車