今回はJP1のVersion 9で強化された、統合管理の「大量イベント管理」に加え、イベントの「フォーマット変更」や「重大度変更」、「メッセージの変換」について取り上げる。 前回のおさらい 統合管理はシステム全体の稼働状況を「見る」ためのモニタリングを構成する製品群であり、システム全体のリソースやサービスの稼働状況を業務視点で一元管理する。サーバの高性能化と仮想化技術の進展により、ますますシステムが集約され、集中運用が加速される。その中で統合管理は、仮想環境の対応に加え、多量のイベントを柔軟に処理できるようにした。 イベント管理件数の拡張 イベント情報を管理するための「統合管理DB」の提供により、大規模システムで発生する大量の事象(イベント)を管理できるようになった。毎日数多くのイベントが発生するシステムでも、セントラルコンソール画面で管理できる範囲が広がっている。 従来のバージョンでは、