ナザレンコ・アンドリーさんロシアに侵攻された祖国の情勢を、地上波テレビやネット配信番組、SNS(会員制交流サイト)を通じて日本語で発信している在日ウクライナ人のナザレンコ・アンドリーさん(27)が9日までに産経新聞のインタビューに応じ、「帰国してロシアとの戦闘に参加したい」と心情を語った。生まれ故郷の街が攻撃されたことに加え、外国人「義勇兵」への参加の呼びかけに日本人70人が志願したことで現地での戦闘参加を決意したという。志願を届け出た在日ウクライナ大使館からは翻意を説得され帰国を見送ってはいるが、なお断念はしていない。 ウクライナはソ連崩壊に伴う独立(1991年)後、経済的事情もあって保有していた千発以上とされる核弾頭をロシアに移転、軍の兵員も約80万人から17万人に減らすなど通常戦力も大幅に削減した。著作や月刊「正論」への寄稿などで政治評論を発表してきたナザレンコさんは、大軍縮の背景に
ロシア軍の再建スピードは予想以上、NATOの残された時間は2年~3年 https://grandfleet.info/european-region/russias-military-is-rebuilding-faster-than-expected-nato-has-only-two-to-three-years-left/ 米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将 「ロシア軍の再編スピードは予想を上回る」、「戦力規模は侵攻前よりも15%ほど大きくなっている」 ドイツのピストリウス国防相 「ロシアの生産能力はウクライナでのニーズを上回り備蓄が積み上がっている」、「備蓄に振り向けられた武器・弾薬はウクライナの次に備えたものだ」 Defense Newsの取材に応じた欧米の国防当局者やロシア軍関連の専門家 「予想よりも早くロシア軍が再建されている」 「ロシアのGDPは縮小すると予測されていたにも関わ
ゼレンスキー大統領らの暗殺計画に関与したとして、ウクライナ保安局(SBU)は7日、ウクライナ国家警護部隊に所属する大佐2人を反逆やテロ準備の疑いで逮捕したと発表した。2人はロシアの連邦保安局(FSB)に協力していたという。 【写真】五輪メダル売ったウクライナ選手 日本人落札者から届いた驚きの言葉 発表によると、暗殺計画はゼレンスキー氏のほか、SBUのマリュク長官や国防省のブダノウ情報総局長が対象だった。FSBはゼレンスキー氏の警護につく軍人の中から、ゼレンスキー氏を人質に取って殺害できる実行犯を見つけようとしていた。 具体的には、ウクライナ側の工作員が警護対象者の情報を渡し、それを受けてロシア側がミサイルやドローン(無人機)で攻撃、さらには暗殺した痕跡も消すというものだったという。
オンラインイベント「ロシアとウクライナ 終わらない戦争の行方は」で話す小泉悠・東大先端科学技術研究センター准教授=東京都港区で2024年3月15日午後7時39分、後藤由耶撮影 ロシアによるウクライナ侵攻は3年目に入り、終わりが見えない。ロシアでは3月、プーチン大統領が通算5選を決めた直後に、大規模なテロが発生した。この戦争を巡って、双方の国や世界はどこへ向かうのか。ロシアの軍事研究で知られる小泉悠・東大先端科学技術研究センター准教授が、3月15日の毎日新聞のオンラインイベントで語った。内容を6回に分けて紹介する。【聞き手・真野森作】 【写真】ウクライナ侵攻以降、ロシア人の主な移住先 ――今年は2014年3月に起きたロシアによるウクライナ南部クリミア半島の一方的併合から10年の節目でもある。 ◆14年には、ロシアの動きによってウクライナ東部ドンバス地方で紛争も勃発した。当時、国家はもはや全面
国内政治で問題山積みの岸田文雄首相は、久々に胸を張れる晴れ舞台、国賓待遇でのアメリカ訪問が4月10日に迫る。迎える米バイデン大統領は岸田首相に7月に開かれるNATO首脳会議への参加を促しているが、狙いはウクライナ支援での日本の負担増という見方が浮上している。 バイデン大統領は秋の大統領選で激突が濃厚なトランプ前大統領の横ヤリにより、下院で多数を占める野党共和党がウクライナ支援予算約9兆円を通さないことに焦っている。ウクライナのゼレンスキー大統領も「5月にロシア大攻勢が始まれば金欠で砲弾が不足し今のままでは敗走だ」などと必死で米下院議長に泣きついている状況だ。 「バイデン大統領にすれば、ウクライナ侵攻でロシアが優勢になってしまえば面目丸潰れで、大統領選も危うくなる。そこで考えているのが、アメリカに大きくのしかかっていたウクライナ支援の一部を日本に肩代わりさせる案と言われているんです」(霞が関
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