ワシントン州レッドモンド発--Microsoft会長のBill Gatesは米国時間19日、現代のオフィスワーカーがあまりにも情報過多になっているとする一般的な考えに反論した。 Gatesは大手企業の経営者らを前に講演し、営業成績や会社の予算といった分野では、さらに多くのデータが必要とされていると語った。 Gatesは、Microsoftが毎年開催する「CEO Summit」の基調講演で、「このような話が出ても、実際には情報過少の問題が存在する」と語った。「われわれにはもっとたくさんの情報が必要だ」(Gates) Gatesによると、問題の原因は、情報が存在しているにもかかわらず、それが1カ所にまとまっていないこと、そして今日のソフトウェアではそれらの情報を意味のある形で見ることが簡単にはできないことにあるという。 「情報を探し出さなくてはならない・・・情報がさまざまなシステムに分散してい
ネットワークを通じた音楽配信ビジネスが世界各地で確実に存在感を増してきた。米国ではiTunes Music Storeが1億曲目のダウンロードを突破したし、英国、フランス、ドイツで始まった同サービスは競合サービスの16倍に上る快調なペースで音楽配信を続けている。一方日本ではこのiTunes Music Storeは商習慣の違い、法整備の遅れ、既得権益をもつ業界同士の対立などから参入を阻まれたまま、膠着状態が続いている。 新しいデジタル機器の登場に完全に取り残された法令 ネットを通じての音楽配信を阻んでいる法整備の遅れはあらゆる方面に及ぶ。なかでも目立つ端的な例が「私的録音補償金制度」。この制度は個人で音楽を楽しむ目的でMDなどのデジタル録音機器に楽曲をコピーすることを認める代わりに、権利者(作曲家や作詞家などの著作権者、歌手や演奏家、俳優などの実演家、レコード製作者)に対して補償金を支払う
2004年10月、日本のテレビ番組を録画・視聴できる環境を海外在住の日本人向けに提供していた「録画ネット」に対し、東京地裁が著作権侵害等を理由にサービス差し止めの仮処分を言い渡した事件を覚えているだろうか。同事件では、著作権法で認められている「私的複製」の範囲や、誰がサービスにおける利用主体にあたるのかといった問題点が存在し、当時話題となった。 録画ネットの運営元である有限会社エフエービジョンは、2004年12月末に仮処分に対して異議申立てを行い、現在も東京地裁において審議が続いている。18日に東洋大学で行われた「情報通信政策フォーラム」の第2回セミナーでは、エフエービジョンの取締役を務める原田昌信氏から事件の経緯などが説明され、こうしたサービスや著作権法などについての議論が行なわれた。 ● そもそも録画ネットの何が問題なのか? エフエービジョンの原田氏と同社の顧問弁護士である春日秀文氏の
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