4Q、試合残り3秒。逆転勝利を目指して蹴ったFGは、無念にもゴールポストの下を通過した。この瞬間、立命大の勝利が決まり選手達は崩れ落ちた。 これまで2度、立命大に甲子園ボウルで大敗を喫し、三度目の正直として挑んだ今大会。主要メンバーの度重なる負傷退場もあったが、オフェンス、ディフェンスともに奮闘。立命大をあと一歩のところまで追い込んだが、27-28とマルーンレッドの壁をまたしても超えることはできなかった。 コイントスに勝利した早大は後半をチョイス。K/P佐藤のキックオフで試合が始まった。互いにファーストシリーズは3アンドアウト。ディフェンスゲームの試合展開になると思われた。 しかし関西王者、立命大が力を見せた。続くシリーズで80ヤードのドライブ。最後は、立命大RB長谷川に押し込まれ先制を奪われた。オフェンスもなかなかテンポが作れず、結局ファーストダウンを一度更新しただけで、1Qが終了した。