ブックマーク / petronius.hatenablog.com (3)

  • 『とある科学の超電磁砲』 長井龍雪 監督 才能のなさへの劣等感と選ばれたものの孤独、、、そのどれもを超えた所に仲間はある - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    レールガンとてもよかったんだよね。映像を軽く見直しても、ぐっとくる。何がって、非常に陳腐な青春物語の日常に起きるテーマが、ちゃんと描かれて軸になっていると思ったんですよ。それは、佐天さんと美琴の立ち位置の立ち位置に全てが現れているんだけれども、この二人って「才能を持たないもの(佐天)」と「才能をもつもの(美琴)」の対比で描かれているんですよね。この物語の軸がとっても類型的な青春物語なのは、この二人の同等の成長する手目の「超えるべき壁」が用意されるんだよね。 端的に行ってしまうと、佐天にとっては、「能力あるものへの嫉妬とその裏返しである劣等感」をどう克服するか?ってこと。美琴は、「選ばれたものの孤独」をどう理解していくか?ってこと。これだれかが、佐天さんが香山リカさんで、美琴が勝間さんだって対比をツイッターで書いていたけれども、あまりにその通りで笑ってしまった。なぜ、スピンオフで、とある魔術

    『とある科学の超電磁砲』 長井龍雪 監督 才能のなさへの劣等感と選ばれたものの孤独、、、そのどれもを超えた所に仲間はある - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
    accelerator
    accelerator 2010/04/02
    良い評論
  • 2009年 マンガ部門 物語三昧ベスト - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    的に、順位はてきとーです。なんとなくフィーリング?。ルールがあるわけではありません。ただし、同じ順位の中やそれぞれの順位間では、2009年に登場してきたものや非常に魅力を上げた展開をしたものを、なるべく上位にあげています。とはいえ、漫画の方は膨大に網羅した中からの順位付けなので、結構指標にはなると思います。後半は、順位はほとんど関係ないです。どれもいいので。 第1位:『3月のライオン』 羽海野チカ著 2009年の第1位に、『3月のライオン』と『BabyStep』を上げたのは、これが、僕らの住む社会で、いまの時代に、それでも「成長」を目指して「勝つ」ということはどういうことか?ってことを、とてもストレートに描いてくれたと思うからです。『しゃにむにGO』も同じなのですが、いつの時代もでも人間は変わりなく、苦しんで苦しんでもがいて生きていく人はいます。この緩やかな衰退する飽の現代であっても

    2009年 マンガ部門 物語三昧ベスト - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 決断幻想から契約と再契約の流れへ - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    昨日、海燕オフで、いろいろ話題になった議論の一つ。 1)90年代:逃げちゃダメ(=動機だけで、自己崩壊に至り、行動の動機付けを失う) →『新世紀エヴァンゲリオン』 2)00年代前半:決断主義(=手段だけでパワーゲームの次元だけになってしまい、人間が記号と化してしまう) →『デスノート』 3)00年代後半:契約と再契約(動機と手段のバランスを物語化する。自由意思の獲得のための再契約) →『Fate』『ゼロの使い魔』・Bodyもの 3)-1:「つくるもの・与えるもの」と「つくられるもの・与えられたもの」の葛藤のドラマツゥルギーへ →『真夜中の天使』『反逆ののルルーシュ』のCCとルルーシュ 具体例は、代表例ではなく非常にわかりやすく類型化できるものなので。また年代や作品を一つのカテゴリーに押し越えめるのも、単純にはいきそうにな。が、、、こういう「構造の流れ」はどうもありそうだな、ということだった

    決断幻想から契約と再契約の流れへ - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
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