水の中に道が! まるでエジプトから脱出するために海を割って道を標したモーゼの奇跡を彷彿とさせます。 これはオランダの要塞観光のために建築された、名前もそのまま「モーゼの橋」。 もともとは17世紀初頭、ルーバル要塞をフランスやスペインからの侵攻から守るべく、要塞の周りを浅くてぬかるんだ「堀」を建築、船も軍隊が渡れないようにしました。 そして現在では、この要塞は観光地として復元されました。 もともと橋がなかったこの要塞ですが、通常の高架の橋は要塞の美しい景観を損なう事になるため、代わりに一風変わった「埋もれた橋」がデザインされたというわけです。 耐久性の高い Accoya製の木材を使用し、腐食から守るための非毒性の防水コーティングが施されています。 歴史的な背景もありつつ、デザイン的にも非常に斬新な「モーゼの橋」。 一回渡ってみたいものですね。 [Ro-Ad via Inhabitat] ma