先日このエントリでも話題になっていましたが、”博士の意味ってなんですか”という問いに対する答えは博士を取る人ならきちんと考えておかなくてはならない命題だと思います。 進学か就職かを悩んでいた時に先生に聞いていたのですが、あまりはっきりした返事はかえって来ませんでした。現段階で彼らをどうこういうのはやや問題があるかなという気がするものの、かなりまずいと思います。なぜならそれは今まで漫然と研究をやっていた可能性があるからです。 とはいえ、”なぜ勉強するのですか””なぜ人を殺してはいけないのですか(こっちはさすがに当たり前か)”という質問と同じように、聞き続けるだけではだめで、自分でも答えを探し、見つけていかなくてはならない類の問題です。 50代の博士号取得者をひっくるめる際に留意しておかなくてはならないのは、特に近年、90年代中盤を境にして博士の数とその社会に対する役割が変わってきているという