acoaco373のブックマーク (58)

  • 季節はずれの読書感想文 「東京會舘とわたし」辻村深月 感想

    評価:★★★★★ 「帰ってきます、というその言葉通りになりましたね。――お帰りなさいませ。お待ちしておりました」 (文引用) ______________________________ 2016年に読んだ小説で、ずばりNo.1!どうしてもっと早く読まなかったんだろう。 雑誌「ダ・ヴィンチ」の「BOOK OF THE YEAR2016」でかなり上位に入っていたのだが、それも大いに納得。はっきり言って、もっと上でも良い。 ああ、発売してすぐに読めばよかった。しかし、1年の最後にこの物語を読めて当に良かった。気持ちよく年を越せそうだ。 辻村深月先生、こんなに気持ちの良い涙をドバドバと流させてくれて、当に当にどうもありがとうございます!(このでまた直木賞を獲ってほしいが、直木賞って二度は獲れないのだろうか?) ________________________ 舞台は、東京・丸の内にある

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    acoaco373 2016/12/14
  • 季節はずれの読書感想文 「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2016発表!

    読まないうちに人生終えたら大後悔!そこまで心震えた人生観が変わっただけをドンドン紹介しています。日々の楽しみのお役に立てたらうれしいです。 「ダ・ヴィンチ」の「BOOK OF THE YEAR 2016」が発表になりました! 読書好きの方は、待ちに待っていたのではないでしょうか。 私もさっそく読み、50位以内で読み逃しているをチェック。 なかには、現在積ん読中のものもあるので、どんどん読んでいきたいと思います。 いちおうここで、当ブログ内で、50位以内に入っているもののリンクを貼っておくので、よろしければお読みになってみてください。 (あえてここでは順位は書きません) 「暗幕のゲルニカ」原田マハ。 BOOK OF THE YEAR 2016 【小説ランキング】 ●「コンビニ人間」村田沙耶香 ●「陸王」池井戸潤 ●「下町ロケット2 ガウディ計画」池井戸潤 ●「希望荘」宮部みゆき ●「

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    acoaco373 2016/12/14
  • 季節はずれの読書感想文 憲法ガール 大島義則

    たった1行で事実を評価しておしまい、ではなく、畳みかけるように説得的に論証することが大切だな。 (書内「レミ先生のワンポイントアドバイス」より) _____________________________ 今年の夏以降、大学生協などで売れに売れていると聞き、これは見過ごせない!と手に取ってみた。 噂によると、どうやら司法試験対策のらしい。しかも憲法の事例問題の解き方を教えてくれるとのこと。ほほぉ。 とはいえ、今さら司法試験を受けるわけでもないのに読んで意味があるのだろうか?と思いつつページを開くと・・・「面白いじゃないか!」。 そう、この、意外なほど(と言っては失礼だが)楽しめるのだ。 「司法試験答案の書き方」などと聞けば、受験者でもないかぎり、役にも立たず面白くもないと思われるかもしれない。しかしこのは、そんな狭量なものではない。 「法に囲まれたこの世の中で、私たちはどう生き抜く

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    acoaco373 2013/09/28
    憲法 法律 司法 憲法ガール 書評 レビュー
  • 季節はずれの読書感想文 政と源 三浦しをん

    読まないうちに人生終えたら大後悔!そこまで心震えた人生観が変わっただけをドンドン紹介しています。日々の楽しみのお役に立てたらうれしいです。 ゴールや正解がないから、終わりもない。幸せを求める気持ち。自分がしてきたこと。それらに思いを馳せては死ぬまでひたすら生きる。その時間を永遠というのかもしれない。 (文引用) __________________________________ 疲れた時には、三浦しをん。安らぎたければ、三浦しをん。笑いたい時にも、三浦しをん。 どうにもこうにも低空飛行、とにかく気持ちを明るくしたい。そんな時には、三浦しをんさんの小説がよく効く。 なかでもこの「政と源」は特効薬。 読みやすく、時に(いやかなり高頻度に)ププッと笑えて、時に泣けて、気がつけば生きる気力がわいてくる。 合計年齢146歳。異色の爺さんコンビが奔走するこの小説は、心の滋養強壮にもってこいの

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    acoaco373 2013/09/26
    三浦しをん 政と源 おじいさん 書評 読書 下町
  • 季節はずれの読書感想文 【再レビュー】ロスジェネの逆襲 ~ドラマ「半沢直樹」終了記念~ 池井戸潤

    「お前は知らないかも知れないが、いつの世にも、世の中に文句ばっかりいってる奴は大勢いるんだ。だけど、果たしてそれになんの意味がある。」 (文引用) _______________________________ ついにドラマ「半沢直樹」が終わった。 放送開始当初、すでに原作を読んでいた身としては、「『半沢直樹』の声が高すぎるのではないか」などと堺雅人さんに対して思っていた。自分で勝手に、低くて渋みのある声をもつ「半沢直樹」像を描いていたのだ。 しかし気がつけば、もう「『半沢直樹』を演じられるのは堺雅人さんしかいない!半沢直樹といえば堺雅人!」と思うようになっていた。(これは、私の親世代が「『白い巨塔』の財前五郎といえば田宮二郎しかいない」と語るのに似ている。) 堺雅人さんだけでなく、他の出演者の方も、当に当に素晴らしかった。 なかでも、小者感あふれる古里を演じた手塚とおるさん、半沢を

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    acoaco373 2013/09/24
    半沢直樹 池井戸潤 オレバブ ドラマ 小説 書評
  • 季節はずれの読書感想文 さよなら渓谷 吉田修一

    「・・・・・・あの事件を起こさなかった人生と、『かなこ』さんと出会えた人生と、どちらかを選べるなら、あなたはどっちを選びますか?」 (文引用) _____________________________ 吉田修一の作品を読んでいると、しばしば自分の価値観-正義と言った方が良いだろうか-がわからなくなる。 たとえば、地味で真面目な女性が、「出会い系」サイトで知り合った殺人犯と逃亡しつづけた「悪人」。 あのような行動も、私の価値観からすれば所謂「あり得ない」ものだ。 しかし物語を読んでいる間だけは、それが「あり得る」ものとなる。 「私もきっと、そうするだろう。いや、そうする以外に考えられない」 そう思い込まされてしまう。 つまり、「このを読んでいる私」というものは消え去り、完全に「この物語の中で生きている私」になってしまうのだ。 吉田修一のには、それほどまでに読者を引き込む握力がある。読

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    acoaco373 2013/05/29
    さよなら渓谷 吉田修一 真木よう子 映画
  • 流れ星・隕石(科学のアルバム)

    「江戸市中雷鳴のごとき響きして、光り物空中を飛ぶ。武州八王子横山宿の畑中へ落ちたり」 これは、江戸時代の災害などを記録した「武江年表」の一部分です。 いったい何のことかわかりますか? 空中を飛ぶ光り物・・・そう、「隕石」を記録したものなのです。 (日経済新聞2013/02/17朝刊より) 先月15日、ロシアに巨大な隕石が落下したニュースは、驚かれた方も多いのではないでしょうか。 負傷者1200人を超える甚大な被害を出したこの隕石は、直径17メートル、重さ1万トンに及ぶ小惑星とみられており、これほどの大きさの隕石が落ちるのは、およそ100年に一度だそうです(結構、頻度高いんですね・・・)。 また今回の隕石は、浅い角度で大気圏に突入したことが被害を拡大させたとされ、東京大学の杉田精司教授によると、「隕石があと少しでも大きかったら、死者が出ていただろう」とのこと。 (日経済新聞2013/02

    流れ星・隕石(科学のアルバム)
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    acoaco373 2013/05/11
    隕石 絵本 科学 子供 レビュー
  • 富士山大ばくはつ かこさとし

    ブログの更新がすっかり滞ってしまい、申し訳ございません。 先日、子供が5歳になり、「う~む、それでも『3歳絵』と銘打つブログを書いていてもいいのかな?」と悩んでおりました。 しかし子供を見ていると、今になって赤ちゃん時代の絵を読み返していたり、かと思えば明らかに小学校中学年以上の子が読むようなを真剣に眺めていたりするので、構わずこのブログも続けていこうと思います。 よろしければ、これからもお付き合いいただけると嬉しく存じます。 _______________________________ さて、最近私にはライフワークのように読んでいるがあるのですが、それがこちら。↓ 宇宙の誕生から現代までを膨大な量の文章と写真とで解説した、新感覚の歴史! 量も価格もかなりボリューミーなのですが、これが10万部を超すベストセラー。 著者クリストファー・ロイドさんの「歴史をもっと面白く」という熱意

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    acoaco373 2013/05/11
    137億年の物語 歴史 富士山 絵本 レビュー 3歳
  • 季節はずれの読書感想文 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上春樹

    「誰だって重い荷物は好きじゃないさ。でも気がついたときは重い荷物だらけだ」 (文引用) ___________________________________ 「人生の折り返し地点なんて思ってたけど・・・とんでもないな」 深夜営業をしている書店に長蛇の列までできた、村上春樹の新刊。 私は熱烈なハルキストというわけでは全くないので、発売初日の会社帰りに買ったのだが、通勤電車の中ですぐに物語に惹きこまれた。 その理由はまず、「あれ?」と驚くほど読みやすかったことがひとつ。 そしてまたひとつは、私自身が多崎つくるら主要な登場人物とほぼ同じ年であることが挙げられる。 さらに言えば、人生を達観し、残りの人生を復路と捉えている、ひたすらこなすのみのものと考えている、といった共通点があるように感じられたからだ。 しかし読み終えて、私の認識はガラリと変わった。 今が人生の折り返し地点なんて、とんでもない

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    acoaco373 2013/05/11
    村上春樹 色彩 読書 レビュー 感想
  • 季節はずれの読書感想文 ことり 小川洋子

    天に昇る時、そういう人々だけが殊更に美しい声で鳴く小鳥に導かれてゆくのではないだろうか、と思えた。 (文引用) _____________________________________ 静かな小説だ。そしてそれ以上に、凄みのある小説だ。 この小説の中で、最も大きな声を出しているのは、「チィーチュルチィーチュル・・・」と鳴くメジロであろう。 それぐらい静かな小説なのに、そのシンとしたうねりの中に、人間の“負”の感情がゴォゴォと渦巻いている。そんな小説だ。 ___________________________ 主人公は「小鳥の小父さん」。 幼稚園で毎日丁寧に鳥小屋の掃除をしてきたため、子供たちにそう呼ばれている。 小父さんは、障害をもつ兄と共に、いつも鳥のさえずりに耳を澄ましてきた。 小父さんは、刺激や不規則を苦手とする兄を伴い、閑静なゲストハウスの管理人として働く。そこで二人は、美しい

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    acoaco373 2013/05/11
    小川洋子 ことり 読書 レビュー
  • かんたん!かわいい!ひとりでできる!ゆびあみ 寺西恵里子

    (12/15)うろこだま 長谷川摂子 (12/02)「親子で遊べるおりがみ ~おりがみとペーパーマジック~」 (11/18)伊藤比呂美さんの「今日」が新聞に! (11/17)ゆめのスカイツリー 谷川俊太郎・文/accototo・絵 (11/04)くちぱっちのわくわくエコ工作(こうさく) (10/17)おばけのジョージ―のハロウィーン (09/08)はははのはなし かこさとし (09/05)かないくん 谷川俊太郎作 松大洋絵 (09/01)光れ!泥だんご ~普通の土でのつくりかた~ 加用文男 (08/28)やっぱりお昼はおべんとう -まとめづくりとフリージングで-

    かんたん!かわいい!ひとりでできる!ゆびあみ 寺西恵里子
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    acoaco373 2013/01/27
    編み物 子供 ゆびあみ 絵本 マニュアル
  • 季節はずれの読書感想文 エンジェルフライト 国際霊柩送還士 佐々涼子

    「7大陸最高峰制覇 渡辺さんが無言の帰宅 ロシア交通事故死」 「殺害された記者 昨年は最悪141人」 (2013年1月4日 日経済新聞 朝刊より) 死は突然、やってくる。正月であろうが何であろうが、容赦してはくれない。 多くの人が、心のどこかで、自分自身や愛する人の死を恐れながら過ごしているだろう。 ではもし、その悲しい出来事に遭ってしまったとしたら? その報せを、見知らぬ土地から聞いたとしたら? 現実を知るまでに、長い時間を要するとしたら? 私たちは、ただ歯噛みしながら待ち、そして絶望に打ちひしがれるしかないのだろうか。 いや、そんなことはない。 ここに、遠く離れた場所で亡くなった人を「救う」者たちがいる。 国際霊柩送還士-国外で亡くなった人の遺体を母国に送り届ける職業。 この作品は、そんな“魂”を運ぶ者達を描いた渾身のドキュメンタリーである。 ___________________

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    acoaco373 2013/01/27
    エンジェルフライト 国際霊柩送還 ノンフィクション賞 エアハースインターナショナル
  • 光の旅 かげの旅  アン・ジョナス

    先日、2012年の最後を飾る天体ショーがありました。 ふたご座流星群-ふたご座のα星カストル近くの1点から、星が放射状に流れるように見えるため、その名のついた星たちの舞。 それを見るために、12月13日から14日にかけて夜空を眺めた方も多いのではないでしょうか。 (ちなみに私も、1個だけポロッとこぼれるような流れ星を見ました。一瞬・・・いえ0.2瞬ぐらい「アッ」という間の出来事でしたが、心にはいつまでも残りそうです) さて、この流星群、いちばん大量に星が流れたのは14日の朝8時だったとか。 さすがにその頃には太陽が昇っているので、見ることはできません。 それを知り、私は思いました。 「ああ、一瞬で昼と夜を変えられたらいいのに・・・」 そこでご紹介するのが、この絵。 「光の旅 かげの旅」です。 ________________________________ こので描かれている絵は、何と

    光の旅 かげの旅  アン・ジョナス
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    acoaco373 2012/12/18
    絵本 ふたご座流星群 しかけ 育児 だまし絵
  • どうぶつしょうぎ

    年末年始になると、お友達や親戚の方々等、みんなでワイワイ集まることも多いのではないでしょうか。 そんなときにオススメなのが、この「どうぶつしょうぎ」! 今、我が家では一大ムーブメントを巻き起こしており、お正月には実家に持っていこうと思っています(長兄が大の将棋好きなもので)。 さて、この「どうぶつしょうぎ」、買ったきっかけはと言うと、何と子供が書店でいきなり攻略を欲しがったためなのです。 驚いた私は「そのだけ買ってもしょうがないのよ。『どうぶつしょうぎ』自体を買わないと」と、買うのを諦めるよう説得を試みました。

    どうぶつしょうぎ
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    acoaco373 2012/12/11
    子供 育児 どうぶつしょうぎ おもちゃ お正月
  • 季節はずれの読書感想文 空白を満たしなさい 平野啓一郎

    読まないうちに人生終えたら大後悔!そこまで心震えた人生観が変わっただけをドンドン紹介しています。日々の楽しみのお役に立てたらうれしいです。 僕は、早くに父を亡くしていますが、その父と一緒に写っている母の写真を見て、ある時、ハッとしたんです。母のそんな表情を、僕は一度も見たことがありませんでした。そこに写ってたのは、父と一緒にいた時の母の分人です。そして母は、その自分を、父の死後、二度と生きることが出来ませんでした。 (文引用) __________________________________ まだ今年が終わるまで半月以上あるが、今年は良い年だったと思う。 なぜなら、この思想にめぐり合えたからだ。 それは、「分人」主義。 小説家平野啓一郎氏が提唱する、新しい「自己の捉え方」である。 詳しくは「私とは何か ~『個人』から『分人』へ~」のレビューで書いたが、私はこの考え方により、生き

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    acoaco373 2012/12/09
    空白を満たしなさい モーニング 読書 平野啓一郎 レビュー 分人
  • ひとしずくの水  ウォルター・ウィック

    冬は、水が変身する季節。 やかんから水蒸気が上がり、空からはみぞれや雪、窓は曇り、屋根からはつららがこんにちは。 1年のうち、最も「水」の様々な姿を見られる頃でしょう。 そんな季節にオススメなのが、この絵。「ひとしずくの水」です。 まずは、水の分子がいかに小さいかを表す写真から。 小さな小さなピンの先にくっつく、無数の水の粒。 その小さな粒1つひとつさえ、水の分子300兆個からできている!という衝撃の事実からスタートします。 そしてそこからは、様々な水の謎へ。 なぜ、水の上でピンが浮いているの? なぜ、乾いている時と水の中に入っている時はフワフワしている筆先が、水から出るとくっつくの? なぜ、試験管の中の水は、上へ上へとのぼろうとするの? ・・・他にも、透明な水に青インクをたらした時の様子や、蒸発するしずくとしないしずくと、水と光が出合ってできる虹等々が、大判の非常~に美しい写真と共に解

    ひとしずくの水  ウォルター・ウィック
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    acoaco373 2012/12/05
    絵本 育児 子供 水 雪の結晶 ウォルター・ウィック
  • 季節はずれの読書感想文 旅猫リポート 有川浩

    読まないうちに人生終えたら大後悔!そこまで心震えた人生観が変わっただけをドンドン紹介しています。日々の楽しみのお役に立てたらうれしいです。 僕らは旅の思い出を数えながら、次の旅へと向かうんだ。 先に行ったひとを思いながら、後から来るひとを思いながら。 そうして僕らはいつかまた、愛しいすべてのひとびとと地平線の向こうで会うだろう。 (文引用) _________________________________ 「こ、こんな物語で泣くもんか。泣くもんか。な、泣くもん・・・か~~!」 号泣。 また有川マジックにやられてしまった。 当代随一のストーリー・テラーが放つ今回のテーマは、「旅」。 1人の青年が、愛の新しい飼い主を探すために、かつての同級生達と再会する物語だ。 一緒に捨てを拾った幼なじみ、お互い複雑な境遇のなか、共に農作業に従事した中学時代の悪友、ちょっぴり甘酸っぱい三角関係だ

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    acoaco373 2012/12/05
    旅猫リポート 読書 レビュー 有川浩
  • チューリップの絵本 いまにしひでお/やまもとちかひと

    ・・・もう春から半年以上子供が訴え続けていた「チューリップ栽培計画」。ついに実行いたしました。 子供と亀と仕事と家事で手一杯なので、なるべくその件には触れないようにしていたのですが、とうとう観念して球根と「チューリップ用の土」を購入。 家にある植木鉢に軽石を敷き詰め、11月末と少々遅きに失したものの、無事家族で植え付けをすませました。 でも、植えるとこれが、可愛いものですねえ~・・・って、まだ外からは何も変化はないんですけどね。 朝、日光を浴びている植木鉢を見てはニッコリ、 土が乾いているのを見て水をやってはニッコリ、 「寒い季節を経ないと花が咲かない」とは知りつつ、夜には思わず「寒くないかい?」などと「OH, MY LITTLE GIRL」を歌う尾崎豊さんのような心境になって植木鉢に話しかけてしまいます。 子供も毎日、「ねえ、もうツボ(※ツボミのことのようです)出てきた?」「早く咲かない

    チューリップの絵本 いまにしひでお/やまもとちかひと
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    acoaco373 2012/12/04
    子供 育児 絵本 3歳 チューリップ 花 育てる
  • 季節はずれの読書感想文 路-ルウ-  吉田修一

    読まないうちに人生終えたら大後悔!そこまで心震えた人生観が変わっただけをドンドン紹介しています。日々の楽しみのお役に立てたらうれしいです。 歩き出したエリックの一歩後ろを春香も歩く。九年という月日を切り取って、九年前と今が繋がっているようだった。もしも時間がリボンのようなものなら、九年分を切り取って、昔と今を結び合わせたような感じだった。でも切り取られた九年分のリボンはどこにあるのか。 (文引用) _________________________________ 「こういう小説って、いいなあ」。 読みながら、私は顔を緩めながら、何度もこのを抱きしめてしまった。 それはもちろん、この作品が心から「良い!」と思えるものだったからだ。 吉田修一といえば、前作品「太陽は動かない」が、読んでいるだけで寿命が縮みそうな血生臭いアクション小説だったため、今回もそんなハラハラドキドキを想像して

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    acoaco373 2012/11/30
    読書 本 吉田修一 路 レビュー
  • 季節はずれの読書感想文 「私とは何か ~『個人』から『分人』へ~」

    読まないうちに人生終えたら大後悔!そこまで心震えた人生観が変わっただけをドンドン紹介しています。日々の楽しみのお役に立てたらうれしいです。 「自分の親しい人間が、自分の嫌いな人間とつきあっていることに口出しすべきではないと、私は書いた。大好きな人間の中にも、大嫌いな人間の何かしらが紛れ込んでいる。そこに、私たちの新しい歩み寄りの可能性があるのではないだろうか」 (文引用) _______________________________ 今まで新書で、こんなに感動したことがあっただろうか。 新書は多くの知識を授けてくれ、物の見方を教えてくれ、そして世界を広げてくれる。 しかし、まさか新書でここまで胸を打たれるとは思ってもみなかった。 そんな、新書でありながら小説に勝るとも劣らない感動の名作が、今回ご紹介する「私とは何か ~『個人』から『分人』へ~」だ。 _______________

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    acoaco373 2012/11/28
    平野啓一郎 いじめ 新書 分人