国民年金保険料の未払い分を過去10年間さかのぼって後払いできることを定めた国民年金法改正案をめぐり、民主、自民両党は12日、修正することで合意した。10年間の後払いを無期限ではなく、今後3年間限りの特例として認める。これを受けて、同法案は今国会で成立し、来年度にも実施される。 国民年金の保険料は、原則として毎月支払う必要があり、納付期間が25年以上なければ将来の年金がもらえなくなる。また、支払い満期の40年間に満たないと受け取れる年金額は減らされる。現行では、さかのぼって後払いできるのは過去2年分だが、改正案はこれを10年に延ばす。国民年金は未納率が4割に達していることから、制度の維持のためにも保険料納付を奨励する狙いがある。 厚生労働省の推計では、10年間さかのぼって後払いすることで年金額を増やせる人は、最大で1600万人に上る。さらに、最大で40万人は将来、年金がもらえない事態を避
札幌地裁で12日判決が言い渡された強制わいせつ致傷事件の裁判員裁判で、裁判員を務めた男性会社員(43)が判決後の会見で評議や量刑への不満を述べ、同席していた補充裁判員の男性会社員(40)が「守秘義務違反だ」と抗議して途中退席する場面があった。 帰宅途中の女性を襲ったとして強制わいせつ致傷罪などに問われた札幌市西区の無職、葛西祥平被告(34)の裁判は、9日から4日間の日程で審理され、懲役5年の求刑に対し辻川靖夫裁判長が懲役4年を言い渡した。 その後の司法記者クラブ主催の会見に実名で応じた裁判員の男性は「評議の大多数の意見を重要視するということで判決を出した。腹の中を言うと甘い」と、判決が全員一致ではなかったことを示唆。さらに「服役期間は、極論だが無期懲役」と量刑への意見を述べた。 これを聞いた補充裁判員の男性は「守秘義務違反になる。審議した意味がない」と激高して退席した。この男性は会見で「補
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く