宮崎県都城市は11日、一人暮らしの男性(49)の安否を心配する通報を受けながら、すぐに対応していなかったことを明らかにした。通報が寄せられたのは国の監査実施日の初日で、市職員は監査が終わった日に男性宅を訪れ、死亡しているのを見つけた。市は「監査は言い訳にならない。すぐに男性宅を訪問すべきだった」と不手際を認め、陳謝した。 市によると、6月24日、同市北原町のアパート隣人から「新聞が5日分ぐらいたまっている」と連絡があった。保護課職員は親族には連絡したが、男性宅には行かなかった。厚労省による生活保護にまつわる監査があり、同課などが対応していた。 3日後の27日に職員が訪れたところ、居間で仰向けになって死亡している男性を見つけた。男性は糖尿病を患っていた。事件性はないという。男性は昨年3月から生活保護を受給。先月12日にも生活相談で同課を訪れていた。 池田宜永市長は「適切でなかった。こうしたこ