[東京 23日 ロイター] - 上場企業の不正を調査・発見し、空売りをする米グラウカス・リサーチ・グループ(本社・米カリフォルニア州)は、7月にも日本株投資を開始する。コーポレートガバナンスの重要性に対する認識が広まる中、東芝<6502.T>やオリンパス<7733.T>のような企業不祥事に対する株主の目が厳しさを増しており、日本でも同様の調査を踏まえた投資チャンスが多いと判断した。 グラウカスのディレクター、ソーレン・アンダール氏によると、同社はこのほど、日本株投資を始めるにあたり、リサーチの専門家を1人採用した。日本に拠点を構えるか、どの程度の規模のチームに拡大するかなどは現時点で未定。状況に応じて判断するという。 グラウカスは、利益の水増しや資金の流用などによって業績が本来の数字より大きく開示され、株式や債券が本来の価値から不当に高く評価されている銘柄を抽出し、空売りをすることで知