JR東海は20日、東海道新幹線の男性運転士(36)が16日、走行中に運転席を一時離れていたと発表した。 【動画】JR北海道の運転士が走行中に居眠り=乗客が携帯電話で撮影 客室のトイレに行くため、車掌を呼んだ上で約3分間運転室を離れたという。同社によると、乗客を乗せた新幹線で運転士が運転室を離れた事案は初めて。 同社によると、運転士が乗務したのは東京発新大阪行きひかり633号。乗客は約160人で、運転士が離席した際、時速150キロ程度で走行していた。 運転士は東京駅を16日午前7時33分に出発後に腹痛を感じ、男性車掌(36)が免許を持っていると思い込んで呼び出したという。熱海駅を通過後、運転室に到着した車掌は資格がないと伝えたが、運転士はアクセルをオフにして離席した。自動列車制御装置(ATC)は作動していた。 運転士は席に戻った後、三島駅の通過が予定より1分遅れたため、指令所に遅延を申告。名