ことし5月に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんが企画した演劇に出演する中高年の人たちが、12月の上演に向け、さいたま市で初稽古に臨みました。 始めに、蜷川さんから引き継いで演出を担当するノゾエ征爾さんが「蜷川さんのすべてを受け継げるわけではないが、精いっぱい努めたい」と意気込みを語りました。出演者のほとんどが、演技の経験は無いということで、泣いたり笑ったりしながら歩く練習では、ノゾエさんから「体全体で表現しながらもっと声を出してみましょう」などとアドバイスを受けていました。 ノゾエさんは「元気でびっくりしました。蜷川さんも、どこかで見てくれていると思うので、期待にこたえたい」と話していました。中高年の群集劇は、ことし12月7日に、さいたまスーパーアリーナで上演されます。
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